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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2016年2月

大通りから入った閑静な地に佇む通称「ミナトホテル」は、
大正末期に建てられたキャラメルのような見た目の宿泊施設だ。
館内には四季折々美しい花が飾られ、骨董家具が設えられた六つの客室は防音仕様。
看板を出していないのに、人知れず「眠れない」「食べられない」お客が集い、
時には長期で滞在する人たちも――。
誰かと繋がりあうことのよろこびを、
やさしく温かく力強く紡ぎ出した、心に響く物語。

                 (ポプラ社HPより)


駆け込み寺的なホテル「ミナトホテル」。

所有者の陽子さんが亡くなり、息子の篤彦が、陽子さんの願うホテルの裏庭で
お別れの会を開くことに。
だけど、裏庭の門を開けるカギが何処にあるのか?

木山芯輔は、祖父の頼みで親友だった陽子さんの願いを叶えるため
息子の篤彦の元に行って手助けしてあげて欲しいと頼む。



鍵を見つけることに加えて失踪した猫(平田カラメル)も探さなければならなくなった。
息子の篤彦氏は、階段から転落して足にはギブス。



結果、無事に猫も鍵も見つかるのだけど、篤彦は陽子さんの本当の息子じゃない
ことに驚く。
元婚約者と妹の子どもだったとは・・・・。

そんな経緯がわかる2つめの話は、陽子さんが存命中の話。
こちらの話の方に感動。

なんて、優しい人だったんだろう(;_:)


良い話だった。


                       ★★★★
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