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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2020年8月

就活に挫折して以来ずっと、実家でオンラインゲーム三昧の日々を送る“俺”に転がり込んだ伯父さんの遺産は、離島に建てられた館を丸々一棟。なんと無職から一転して不動産持ち、これからは課金し放題だ!と浮かれて現地を下見に行った俺は、まだそれが両親からの最後通牒であることに気づいていなかった……。
「もう面倒見きれない。そこで一人で生きていけ」
いきなり始まった強制自立生活。とにかく金銭問題を解決するべく下宿人を募ることに。
母親に送り込まれてきたニートのヒロ、無医島には是非とも呼び込みたい元医者ニートのBJさん、遊び人風のリア充・カインさん……ゲームの中にあった人間関係は、島のおじいちゃんおばあちゃんも巻き込んで、だんだんとリアルの世界へと広がっていく。
立ち止まっていたニートたちが、おっかなびっくり歩き出す前の「人生の夏休み」が青い空と海のもとで始まります!

                (文藝春秋HPより)



ニートたちが離島の二百十番館で暮らす話。

主人公の俺は、就活に失敗し、オンラインゲーム三昧の日々を両親から
「一人で生きていけ」と見捨てられる。
伯父の遺した離島の館丸1棟を財産分与で貰って・・・


他の住人たちは、
・東大卒のコミュニケーション障害のヒロ。
・元産婦人科医のBJ
・体格のいいサトシ
おまけで
・ゲームを通じて、遊びにきたカイン



島の住人は20人足らず。年寄りがほとんど。
島のお年寄りたちは、若者の移住を歓迎し、温かく迎えてくれる。


住人たちも元々の性格は、いいので段々と本来の自分を取り戻し
最終的にはめでたしめでたし。

やや出来すぎだけど、物語的には、楽しく読めるし、良かった。


ちょっとそたことで引きこもったり、社会と離れてネットの世界だけでの
人間関係を築く人って多いみたいだけど、こんな風にキッカケさえあれば
生き生きした生活を取り戻せるという話。

そのきっかけになかなか巡りあえないのが問題だけど。


親がニートの息子を見放したような印象だったけど、違ったのも良かった。
ちゃんと見守っていたんだな。



                  ★★★★
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