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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2020年6月



二人の小説家と一人の秘書、三人の女が織りなす、ひりつく心理サスペンス。
才能、容姿、愛情……
持たざる何かを追い求め、わたしは「わたし」を見失うーー
この嘘は誰かを不幸にしていますか?
小説家の織部妙は順調にキャリアを積む一方、どこか退屈さも感じていた。
そんなある日、“美人作家”として話題の新人、橋本さなぎの処女作に衝撃を受ける。
しかし、文学賞のパーティで対面した橋本の完璧すぎる受け答えに、なぜか幻滅してしまう。
織部の興味を惹いたのは、橋本の秘書である初芝祐という女性だった。
初芝への気持ちを持て余す織部は、やがて「橋本さなぎ」の存在に違和感を抱くようになる。
その小さな疑惑は開けてはならない、女同士の満たされぬ欲望の渦への入り口だった……。
「第13回エキナカ書店大賞」受賞作家の最新作。

                    (祥伝社HPより)




3人の女性たち。



・織部妙(35歳)・・・小説家。美人だが、容姿について語られるのは嫌。レズビアン。

・速水咲子(30代半ば?)・・・作家・橋本さなぎのアバターの役割。

・初芝祐(25歳)・・・作家・橋本さなぎとして作家活動をしている。表向きの顔は
咲子に任せて。


妙は、初対面の時に、橋本さなぎの秘書として紹介された初芝に惹かれる。
白い肌、あかちゃんみたいなぷっくりした頬などに欲情していると自ら気づく。

が、初芝とは、深い関係にはならない。
よき相談相手として、相談に乗ったり、一緒にクラッシックコンサートに出かけたりは
するが・・・。
そして、咲子との関係も知る。
自分の力で作家として、やっていくと決めた初芝は、北海道に拠点を移す。

一方の咲子は、ホステスとして夜の街で働き始める。
作家・橋本さなぎは消滅。

好きでもない咲子がスーツケースに入った荷物を預かって欲しいと妙のもとに
持ってきたことから、妙の部屋に度々、出入りすることになり
二人の関係は深いものに。
お互い好きでもないのに・・・


このあたりがよくわからない。

初芝の作品が認められたラストは、良かったけれど。
そんなに面白い話でもなかったかな?
もっとドロドロした愛憎劇が展開されるかと思っていたので・・・(^^ゞ



                     ★★★

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