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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2020年9月


九州北部にある人口300人の小さな星母(ほしも)島。そこで育った千尋は1年前に戻ってきて、託児所を併設した民宿を営んでいた。島には「母子岩」と呼ばれる名所があり、家族・子供・友達のこと……悩みを抱えたひとびとがそのご利益を求めて訪れる。複雑な生い立ちを抱える千尋は、島の人達とお客さんと触れ合いながら、自らの過去と今を深く見つめていく。明日への新しい一歩を踏み出す「強さ」と「やさしさ」が心に沁みる、書き下ろし長篇小説。

            (角川春樹事務所HPより)



千尋の生い立ちは、やや複雑。
貰い子として育った地に戻って、民宿「えとう」を育ての母から
受け継ぐ。
保育士の資格を活かし、島の保育園が開いていない時間帯でも
子どもを預けたいという人のために、夜間と土日、子どもを預かって
いる。


千尋は、どちらかというと無愛想。
それでも子どもに対する目線は、温かく、ちゃんと見守っている。
ことばで可愛がったりはしない。
そういう考え方に大いに共感。

そして、千尋を支える麦生。
島から離れた場所で、ベビーシッターサービスの会社で働いて
いたとき、食べに行ったレストランの厨房で働いていて知り合った
そうだけど、二人の恋人同士にしてはドライな関係もいい。

島を訪れる人たちは色々な女性たち。

子育てで疲れ果てて訪ねてきた理津子。島から帰ってからも
何かと連絡をしてきて、なんだか逞しくなったかんじ。


表題の意味は、親にとっても子どもは天使そのものだけど
子どもがその期待に押しつぶされている場合もあるという話。

子育てはみな、それぞれが大変だよね。
子育て中のママたち、がんばれ!と思いながら読んだ。

という自分も孫の子守りで結構、ハードな日々だけど
がんばろうと思えた・・・^m^



               ★★★
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