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発行年月:2017年5月
             

“どんでん返しの帝王”が放つ、社会派医療ミステリ!

「死ぬ権利を与えてくれ」・・・・・・命の尊厳とは何か。安楽死の是非とは。警視庁にひとりの少年から「 「死ぬ権利を与えてくれ」・・・・・・
命の尊厳とは何か。安楽死の是非とは。

警視庁にひとりの少年から「悪いお医者さんがうちに来てお父さんを殺した」との通報が入る。当初はいたずら電話かと思われたが、捜査一課の高千穂明日香は少年の声からその真剣さを感じ取り、犬養隼人刑事とともに少年の自宅を訪ねる。すると、少年の父親の通夜が行われていた。少年に事情を聞くと、見知らぬ医者と思われる男がやってきて父親に注射を打ったという。日本では認められていない安楽死を請け負う医師の存在が浮上するが、少年の母親はそれを断固否定した。次第に少年と母親の発言の食い違いが明らかになる。そんななか、同じような第二の事件が起こる――。

 
                     (角川書店HPより)



犬養隼人が登場するけど、今回は、犯人のドクター・デスの存在が大きく
影が薄かったかな?


ドクター・デス・・・・依頼を受けると20万円で安楽死を請け負う。


病気で治る見込みがなく苦しむ家族を早く苦痛から解放してあげたいと願うことは
普通の感情。
でも、だからといってどうすることも出来ない。
治療は医師や病院スタッフに任せるしかないのだから見守るしかない。


そんなとき、楽に死なせてあげられる方法があったら・・・・・。
しかも20万円を支払えば成し遂げられるという。

誰も不幸にしないむしろ感謝される行為。
しかし、違法であるから犯罪。


次々起きる安楽死事件。
ドクター・デスの正体を追う犬養と高千穂コンビ。

犬養は病気療養中の娘を囮にする交渉まで考える。


ドクター・デスの正体がわかり、その経歴を知った時、納得。
そういう経歴だったのか~。


日本では違法かもしれないけれど、欧米では一部認められている安楽死。
そろそろ日本の法も少し考えるべきかも。


こういう小説によって、個人が先ず考えることが必要かも。



                             ★★★
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