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発行年月:2001年3月


 上海・蘇州・青島。傑作恋愛小説の出現。 激しく冴える女の時の時!
上海蟹は11月と 言われるが、陽澄湖の6月の蟹の味は素晴らしい。
閉経を迎えた女の格別な美しさ、 中国人青年との新鮮な恋のときめきを見事にとらえ、
転機に立つ女の像を描く書下ろし 恋愛 

                  (講談社HPより)




図書館棚で何となく手に取り借りて来た。

著者の名前も知らなかった。
なんと、俳優の宍戸 錠さんの奥様だとか!


物語は50歳の中島揚子が主人公。
揚子は、上海生まれだが、幼い時、一家は日本に帰って来た。

そして大学生の時、同じゼミだった中国人・楊 耀徳と結婚を考えていたが
別れることとなった。
その後、耀徳は母国に帰ったが、音信不通のまま。

その耀徳が亡くなったと知らせを受ける。
耀徳の行きつけだった喫茶店の娘・前田治子からの連絡。
治子の元に、耀徳の従弟という男からの知らせだったと。


既に別れて何十年も経つ男だけれど、彼の残した日本語で書かれた日記を
受け取るために、揚子は治子と中国の耀徳の従弟・楊 建華に会いに行く。


大人の恋愛小説という感じでなかなか面白かった。
中国の文化革命時代にさかのぼる話など絡んで来て、歴史的背景も捉えた
ドラマになりそうなお話。

揚子と建華はその後、どうなっていくのやら???

六月黄って蟹のことだったのね~。
上海蟹は11月が旬だということも知らなかったけれど
蟹沢山獲れるんでしょうね~。食べてみたいな^^;

文章がすごく読みやすかったけれど、長編小説はこれが初めてで、エッセイを
多く出版されているんですね。
きっとエッセイも面白いでしょうから、今度読んでみよう!


                          ★★★★
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