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読んだ本の感想あれこれ。
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3aaaf525.jpg発行年月:2009年5月


杏平はある同級生の「悪意」をきっかけに2度、その男を殺しかけ、高校を中退して以来、心の病を抱えていた。そんな彼が遺品整理業社の見習い社員になり、生命の意味を知っていく。


                           (幻冬舎HPより)



さださんの本は、以前「眉山」 「茨の木」と読みました。
どちらも、さださん本人の人柄がわかるような、素敵なお話でした。

この「アントキノイノチ」もまた、感動の作品。
表題を最初、「アントキノイノキ」と読み間違え・・・ギャグのはなしかな?なんて思ってしまいましたが・・・^^;
この辺りのさださんのセンスもいいです(^^)
ユ-モアはありますが、真面目な感動作でした!

最後の方にその言葉「アントキノイノチ」について会話の中に出てきて・・・なるほどなぁ~と思いました。いい会話の場面でした。

主人公の永島杏平は、父親と二人暮らし。
この父親が、素晴らしい!
こんな素敵な父親に育てられたからこそ、杏平は、辛い事があってもヤケにならず済んだのだと思います。
杏平が心を病んだ原因を作った同級生の松井は、人間として最低です。
こういう人間に出会ってしまったら、最悪ですね。
本当に、わたしでさえ、どうにかして懲らしめてやらねば!なんて思いました。

しかし、究極の懲らしめ(殺人)を犯すことがなく済んだのは、やはり良かった。
踏みとどまったのは、やはり杏平の心の広さだと信じたい。

成人して、遺品整理業社 CO-OPERS(ク-パ-ズ)に見習い社員として働き始め、そこで経験する事柄と高校時代の過去を振り返り語る形で物語が進みました。
CO-OPERSの先輩社員や社長さんの考え方も素敵。
大変な苦労を伴う仕事だと思いますが、その真摯な考え方は、感動しました。
わたしも生前契約したいくらい!

実在する業社さんの「キ-パ-ズ」の方たちに取材をしたと最後に書かれていたので、こういう業社さんがあるんだという事を世間に知ってもらう良いキッカケにもなっていそう。


途中、辛くて泣ける場面もあるのですが、暗くなりすぎず、主人公の杏平が周りの人々に支えられて大きく成長していく姿が、本当に良かった。
実に清々しいかんじ♪
そして、未来も明るいものであると確信できそうなラストでした。


さださんの物語、多くの方に読んで欲しいです。
そして、次回作も楽しみにしています!

★★★★★
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