予約を取ることも難しい、評判のレストラン『ハライ』。10月31日午後6時に、たまたま一緒に店にいた客たちの、それぞれの物語。認知症の症状が出始めた老婦人、ビデオを撮っていないと部屋の外に出られない青年、人の失敗の匂いを感じてしまう女性など、その悩みと前に進もうとする気持ちとを、丹念にすくいとっていく。
(双葉社HPより)
レストラン「ハライ」・・・どこかの言葉で「晴れ」の意味。
そのレストランに予約を入れ訪れる人たちのレストランを訪れる前の出来事を綴った短編集。
予約する人たちは6人。
お話は「予約1」~「予約6」まで。
「予約1」
大学を卒業し、コンビニで働く青年。
付き合っていたと思った彼女は、いけ好かない同期の男と結婚した。
「予約2」
夫が亡くなり、一人暮らしの老婦人。
時々、頭痛に襲われ記憶がごちゃごちゃになる。
夫が生前、美味しいから一緒に行こうと言っていたレストランに行かなかった自分を後悔する。
「予約3」
隣に住んでいた幼馴染の同級生・ヨッちゃんが実家に来ている様子。
いつも一緒に居たのに、小学5年生の頃、あることがキッカケで意識して離れて行動するようになり、彼はその後、不良になった。大人になった今も特に交流はなく・・・・でも偶然、コンビニで顔を合わせる。
「予約4」
幼い時に両親は離婚。高校生のとき、母が他界。
姉は結婚し家を出て、高校生の妹と二人暮らし。
家に引きこもり、ビデオカメラばかりをいじっているボク。
妹が友達を連れて来ていることにも気づかすいたけど、その友達は学校でイジメに遭っていて妹はその友達を匿っていたと知る。
「予約5」
ホテル内にあるブッフェレストランでオムレツ担当として働く。
そこによく食べに来る女性が気になっている。
ホテルを出た場所で彼女とバッタリ会って、そこから始まる関係。
「予約6」
幼い頃からちょっと焦げ臭いような匂いの正体が気になっていた。
23歳のある日、それは失敗の匂いだと気づく。
この6つのお話の主人公たちが、どういう経緯でレストラン「ハライ」に予約を入れることになっていくのか?楽しみにしながら読みました。
ちょっと切ないお話もあれば、これから展開されるであろうちょっと楽しい場面を想像したりで、どのお話もとても良かった!
最後に10月31日の夜のレストラン「ハライ」に居る、今までの登場人物たちの様子が描かれる場面は、その場の様子が頭に浮かんでくるようだった。
「誰かが足りない」・・・・その誰かは、それぞれの人たちが大切に思う人。
足りない誰かがもう自分の元には来ない人も居るし、これからは側にいるんじゃないかな?と思われる人も居て、これからのそれぞれの物語もちょっと知りたいと思ってしまう。
人にはそれぞれの物語があるんだなぁ~と当然のことに気づかされた。
★★★★★
(双葉社HPより)
レストラン「ハライ」・・・どこかの言葉で「晴れ」の意味。
そのレストランに予約を入れ訪れる人たちのレストランを訪れる前の出来事を綴った短編集。
予約する人たちは6人。
お話は「予約1」~「予約6」まで。
「予約1」
大学を卒業し、コンビニで働く青年。
付き合っていたと思った彼女は、いけ好かない同期の男と結婚した。
「予約2」
夫が亡くなり、一人暮らしの老婦人。
時々、頭痛に襲われ記憶がごちゃごちゃになる。
夫が生前、美味しいから一緒に行こうと言っていたレストランに行かなかった自分を後悔する。
「予約3」
隣に住んでいた幼馴染の同級生・ヨッちゃんが実家に来ている様子。
いつも一緒に居たのに、小学5年生の頃、あることがキッカケで意識して離れて行動するようになり、彼はその後、不良になった。大人になった今も特に交流はなく・・・・でも偶然、コンビニで顔を合わせる。
「予約4」
幼い時に両親は離婚。高校生のとき、母が他界。
姉は結婚し家を出て、高校生の妹と二人暮らし。
家に引きこもり、ビデオカメラばかりをいじっているボク。
妹が友達を連れて来ていることにも気づかすいたけど、その友達は学校でイジメに遭っていて妹はその友達を匿っていたと知る。
「予約5」
ホテル内にあるブッフェレストランでオムレツ担当として働く。
そこによく食べに来る女性が気になっている。
ホテルを出た場所で彼女とバッタリ会って、そこから始まる関係。
「予約6」
幼い頃からちょっと焦げ臭いような匂いの正体が気になっていた。
23歳のある日、それは失敗の匂いだと気づく。
この6つのお話の主人公たちが、どういう経緯でレストラン「ハライ」に予約を入れることになっていくのか?楽しみにしながら読みました。
ちょっと切ないお話もあれば、これから展開されるであろうちょっと楽しい場面を想像したりで、どのお話もとても良かった!
最後に10月31日の夜のレストラン「ハライ」に居る、今までの登場人物たちの様子が描かれる場面は、その場の様子が頭に浮かんでくるようだった。
「誰かが足りない」・・・・その誰かは、それぞれの人たちが大切に思う人。
足りない誰かがもう自分の元には来ない人も居るし、これからは側にいるんじゃないかな?と思われる人も居て、これからのそれぞれの物語もちょっと知りたいと思ってしまう。
人にはそれぞれの物語があるんだなぁ~と当然のことに気づかされた。
★★★★★
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20代サラリーマン、OL、若い社会人の
現実的な悩みや質問を集めて構成。白石さんの珍回答、
名回答に思わず、クスッと笑ってほっこり優しい気持ちになります!
(ポプラ社HPより)
5年前の「生協の白石さん」も面白かったので、こちらも期待して読みました。
以前は、東京農工大学消費生活共同組合工学部店に勤務され、そこで学生が書いた<ひとことカ-ド>にあった質問に白石さんが答えたものが集められていました。
そのときも、ユ-モア溢れる回答に、感心しました。
今回は、ポプラ社が集めた若者の質問を白石さんが答えた物が集められています。
学生からより、社会人になっている若者からの質問が多かったかな?
どうしようもない質問にもユ-モア(ダジャレ多し・・・笑)で優しく答える白石さん。
言葉の言い回しが面白く、センスありの回答は「うまい!」と感心してしまう。
現在は、東京農工大生協から異動し大学に生協がない学生や教職員のためのインタ-カレッジコ-プ・目白店店長を務められているとか。
白石さんに実際会える学生さんも多いということですね。羨ましいな♪
★★★★
たったひとつの家族だからこそ、打ち明けられない「秘密」がある----
少女から大人へと移ろう三姉妹それぞれの恋と運命を描いた最新長篇。
読売新聞好評連載、待望の書籍化
(中央公論新社HPより)
長女の灯子、次女の悠、三女の花映、それぞれの日常を描きつつでしたが、長女・灯子が主になっていたかな?
祖父の代から続く、湖畔のおみやげ物屋<風弓亭>をほかで仕事務めをする父親に代わって管理している灯子。
しっかり者だけど、心に抱えた重たいものがあり、女優志望で恋人と共に東京に出て行く悠や将来は美容師になるため、早くここから他の地に行きたいのだという花映を表面上は応援しつつも、心の中では、自分はここから逃れないのだと鬱々としているかんじ。
そんな灯子にどうにかして恋人をと、あれこれ世話を焼く友人・清の思いは実らず・・・・。
灯子のそんなウジウジしたような性格は、何か原因があるのかな?と思いながら読んでいたので、それがわかるような過去の話には、ビックリ!
そんなショッキングなことがあったのですね・・・・。
そして突如現われた、東京から来た青年・橋本辰生。
この場所が気に入ったと、風弓亭近くのホテル従業員として働くことになり、この青年は何者!?と思っていたら、なんと三姉妹に深い関係がある人だった!
終盤は、急展開で、読むスピ-ドが更に早くなり、最初から最後まで一気読みでした!
灯子の抱えていた重いものが、少し放たれたようなラストは、明るい終わり方で良かった。
★★★★
世界的な指揮者の父が海外赴任となり、ひとり日本に残った女子高生、和音。そこへ突然新しい母がやってきた。型破りの彼女には秘めた過去があり----。母と娘、音楽。女性たちの再生物語。
(河出書房新社HPより)
素敵な物語でした!
主人公の高校生・梶ヶ谷和音の成長物語。
和音の父親は世界で活躍する指揮者・梶ヶ谷奏一郎。
母親の時依(ときえ)も以前は父親と同じ楽団のチェリストだった。
和音も幼い時からチェロを習っていたけど、挫折しチェロを弾くことから遠ざかっていた。
そして、両親は離婚して母親は何処か遠くへ。
父親は忙しく、あまり和音との関係もしっくりいってない様子。
家事は3人の家政婦さんが交代でやってくれていた。
そんなある日、突然、新しい母親という女性・真弓が登場する。
最初は、何、この人!?と思ってしまった。
破天荒なかんじで。
でも、段々と真弓の優しさ、和音のことを大切に考えてくれているとわかる。
そして、知らされて驚いた事実!
和音の両親の離婚理由は衝撃的だったなぁ~。
そういう理由で離婚して、娘の前から一切姿を消したのか!?と。
辛かっただろうな・・・(/_;)
そして、更に驚いた真弓がチェリストを辞めた理由。
えぇ~っ!!そんなぁ~(/_;)
これじゃあ辛いことを抱えた人ばかりだよ。
でも和音の友達・文斗や朱里も明るくて良い子で、和音は素敵な人たちに囲まれていた!
今まではどちらかというと希薄だった父親の奏一郎との関係も今後は、どんどん深まっていきそうで、希望に満ち溢れているラストは感動的だった。
★★★★
『おれのおばさん』続編、少年たちの旅立ち篇!
第26回坪田譲治文学賞受賞作『おれのおばさん』続編! 札幌の児童養護施設に暮す中学生たちも受験の時期。悩み迷い、新たな人生に踏み出してゆく。爽やかな感動が胸を打つ青春小説3篇収録。
(集英社HPより)
前作の内容をちょっと忘れていたけど、復習するような記述があったので、読みながら段々と思い出しました^^;
施設に暮らしている中学生・高見陽介が前作「おれのおばさん」の主人公だったけど、こちらでは3章に分かれて物語が綴られ、
最初の話<小石のように>では、柴田卓也が主人公。
三番目の話<おれたちの青空<では、陽介が語り手となって、陽介や卓也たちが卒業後の新しい進路に向かっていくまでが描かれていた。
ふたりが施設で暮らすようになった経緯を忘れそうなので記しておこう。
陽介は、銀行員の父親が顧客の預金を横領した罪で服役中。
全国でも有名な進学校に通っていたが退学を余儀なくされ、自宅も差し押さえられてしまう。
母親は陽介を姉の経営する養護施設に預け、自身は住み込みの介護施設で働いている。
卓也は、10歳の誕生日前日に父親を事故で亡くしている。
そして、その事故を機に自分が両親の本当の子どもではないことを母親から告げられ、居間まで優しかった母親から虐待を受けるという辛い過去を経験している。
二番目の話<あたしのいい人>は、施設を管理する陽介のおばさん・後藤恵子が主人公になって語られるおばさんの話が一番、面白かったかも。
彼女の生い立ちが綴られている。
離婚した喜男との出会いから別れなども書かれている。
おばさんの変わった経歴も興味深かった。
元々は医者を目指して勉強に励んで北大に進学、しかし、芝居に夢中になって大学を中退。
夫となる喜男と出会い、劇団を立ち上げる。娘(花)が生まれるが離婚。
その後、中学生だけを集めた児童養護施設を開く。
大学時代の友達との関係、別れた夫とのこと、娘のこと。
恵子の話だけでも、1冊の物語が完成しそう。
施設の中学3年生は陽介、卓也のほかにも3人。
健司、ありさ、奈津。
この3人の行方もちょっと気になる。
家庭に特殊な事情を抱えて施設に集まっている彼らだけど、みな、明るいのが良い。
悩みもそれぞれあるんだけど、逞しく自分で歩いていくだろう彼らの姿は清清しい。
また続編があるのなら嬉しいな。
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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