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読んだ本の感想あれこれ。
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516A-H-R9pL__SL500_AA300_.jpg発行年月:2011年11月

たったひとつの家族だからこそ、打ち明けられない「秘密」がある----
少女から大人へと移ろう三姉妹それぞれの恋と運命を描いた最新長篇。

読売新聞好評連載、待望の書籍化


                        (中央公論新社HPより)



長女の灯子、次女の悠、三女の花映、それぞれの日常を描きつつでしたが、長女・灯子が主になっていたかな?
祖父の代から続く、湖畔のおみやげ物屋<風弓亭>をほかで仕事務めをする父親に代わって管理している灯子。
しっかり者だけど、心に抱えた重たいものがあり、女優志望で恋人と共に東京に出て行く悠や将来は美容師になるため、早くここから他の地に行きたいのだという花映を表面上は応援しつつも、心の中では、自分はここから逃れないのだと鬱々としているかんじ。

そんな灯子にどうにかして恋人をと、あれこれ世話を焼く友人・清の思いは実らず・・・・。

灯子のそんなウジウジしたような性格は、何か原因があるのかな?と思いながら読んでいたので、それがわかるような過去の話には、ビックリ!
そんなショッキングなことがあったのですね・・・・。

そして突如現われた、東京から来た青年・橋本辰生。
この場所が気に入ったと、風弓亭近くのホテル従業員として働くことになり、この青年は何者!?と思っていたら、なんと三姉妹に深い関係がある人だった!


終盤は、急展開で、読むスピ-ドが更に早くなり、最初から最後まで一気読みでした!

灯子の抱えていた重いものが、少し放たれたようなラストは、明るい終わり方で良かった。



 
★★★★

 
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