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読んだ本の感想あれこれ。
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41Nj7dNANEL__SS400_.jpg発行年月:2011年11月


世界的な指揮者の父が海外赴任となり、ひとり日本に残った女子高生、和音。そこへ突然新しい母がやってきた。型破りの彼女には秘めた過去があり----。母と娘、音楽。女性たちの再生物語。


                   (河出書房新社HPより)



素敵な物語でした!

主人公の高校生・梶ヶ谷和音の成長物語。

和音の父親は世界で活躍する指揮者・梶ヶ谷奏一郎。
母親の時依(ときえ)も以前は父親と同じ楽団のチェリストだった。
和音も幼い時からチェロを習っていたけど、挫折しチェロを弾くことから遠ざかっていた。
そして、両親は離婚して母親は何処か遠くへ。


父親は忙しく、あまり和音との関係もしっくりいってない様子。
家事は3人の家政婦さんが交代でやってくれていた。

そんなある日、突然、新しい母親という女性・真弓が登場する。
最初は、何、この人!?と思ってしまった。
破天荒なかんじで。
でも、段々と真弓の優しさ、和音のことを大切に考えてくれているとわかる。


そして、知らされて驚いた事実!
和音の両親の離婚理由は衝撃的だったなぁ~。
そういう理由で離婚して、娘の前から一切姿を消したのか!?と。
辛かっただろうな・・・(/_;)

そして、更に驚いた真弓がチェリストを辞めた理由。
えぇ~っ!!そんなぁ~(/_;)

これじゃあ辛いことを抱えた人ばかりだよ。

でも和音の友達・文斗や朱里も明るくて良い子で、和音は素敵な人たちに囲まれていた!

今まではどちらかというと希薄だった父親の奏一郎との関係も今後は、どんどん深まっていきそうで、希望に満ち溢れているラストは感動的だった。


★★★★
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ラブラブラッキ-さんへ
同じ時期に読んでましたか!?
感動を共有できますね~(^^)

マハさんのお話は、いつも感動させられますね。
指揮者のお父さんも和音に対して無関心で冷たい人なのか?と最初は思ってけど上手く感情表現が出来ないだけで、深く娘のことを思っていたんだと後半ではわかって良かった!

真弓さんの存在がとても大きくて、彼女のおかげでみんなが幸せになったよね!?
自分に辛いことがあっても他者を思いやれる人って素敵だなぁ~。
kyoko 2011/12/30(Fri)10:20:10 編集
無題
私も同じ時期に読んでました!
ほんと素敵なお話でしたね。確かに真弓さんには悲劇的なことばかり起こっていたけれど、彼女は前向きで明るくて、お話も明るい終わり方で本当によかったです♪
ラブラブラッキー 2011/12/30(Fri)00:17:18 編集
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