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読んだ本の感想あれこれ。
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59ec12d1.jpg発行年月:2011年10月

予約を取ることも難しい、評判のレストラン『ハライ』。10月31日午後6時に、たまたま一緒に店にいた客たちの、それぞれの物語。認知症の症状が出始めた老婦人、ビデオを撮っていないと部屋の外に出られない青年、人の失敗の匂いを感じてしまう女性など、その悩みと前に進もうとする気持ちとを、丹念にすくいとっていく。

                      (双葉社HPより)


レストラン「ハライ」・・・どこかの言葉で「晴れ」の意味。
そのレストランに予約を入れ訪れる人たちのレストランを訪れる前の出来事を綴った短編集。

予約する人たちは6人。
お話は「予約1」~「予約6」まで。

「予約1」
大学を卒業し、コンビニで働く青年。
付き合っていたと思った彼女は、いけ好かない同期の男と結婚した。

「予約2」
夫が亡くなり、一人暮らしの老婦人。
時々、頭痛に襲われ記憶がごちゃごちゃになる。
夫が生前、美味しいから一緒に行こうと言っていたレストランに行かなかった自分を後悔する。

「予約3」
隣に住んでいた幼馴染の同級生・ヨッちゃんが実家に来ている様子。
いつも一緒に居たのに、小学5年生の頃、あることがキッカケで意識して離れて行動するようになり、彼はその後、不良になった。大人になった今も特に交流はなく・・・・でも偶然、コンビニで顔を合わせる。

「予約4」
幼い時に両親は離婚。高校生のとき、母が他界。
姉は結婚し家を出て、高校生の妹と二人暮らし。
家に引きこもり、ビデオカメラばかりをいじっているボク。
妹が友達を連れて来ていることにも気づかすいたけど、その友達は学校でイジメに遭っていて妹はその友達を匿っていたと知る。

「予約5」
ホテル内にあるブッフェレストランでオムレツ担当として働く。
そこによく食べに来る女性が気になっている。
ホテルを出た場所で彼女とバッタリ会って、そこから始まる関係。

「予約6」
幼い頃からちょっと焦げ臭いような匂いの正体が気になっていた。
23歳のある日、それは失敗の匂いだと気づく。


この6つのお話の主人公たちが、どういう経緯でレストラン「ハライ」に予約を入れることになっていくのか?楽しみにしながら読みました。
ちょっと切ないお話もあれば、これから展開されるであろうちょっと楽しい場面を想像したりで、どのお話もとても良かった!

最後に10月31日の夜のレストラン「ハライ」に居る、今までの登場人物たちの様子が描かれる場面は、その場の様子が頭に浮かんでくるようだった。

「誰かが足りない」・・・・その誰かは、それぞれの人たちが大切に思う人。
足りない誰かがもう自分の元には来ない人も居るし、これからは側にいるんじゃないかな?と思われる人も居て、これからのそれぞれの物語もちょっと知りたいと思ってしまう。

人にはそれぞれの物語があるんだなぁ~と当然のことに気づかされた。


                                        ★★★★★
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