『おれのおばさん』続編、少年たちの旅立ち篇!
第26回坪田譲治文学賞受賞作『おれのおばさん』続編! 札幌の児童養護施設に暮す中学生たちも受験の時期。悩み迷い、新たな人生に踏み出してゆく。爽やかな感動が胸を打つ青春小説3篇収録。
(集英社HPより)
前作の内容をちょっと忘れていたけど、復習するような記述があったので、読みながら段々と思い出しました^^;
施設に暮らしている中学生・高見陽介が前作「おれのおばさん」の主人公だったけど、こちらでは3章に分かれて物語が綴られ、
最初の話<小石のように>では、柴田卓也が主人公。
三番目の話<おれたちの青空<では、陽介が語り手となって、陽介や卓也たちが卒業後の新しい進路に向かっていくまでが描かれていた。
ふたりが施設で暮らすようになった経緯を忘れそうなので記しておこう。
陽介は、銀行員の父親が顧客の預金を横領した罪で服役中。
全国でも有名な進学校に通っていたが退学を余儀なくされ、自宅も差し押さえられてしまう。
母親は陽介を姉の経営する養護施設に預け、自身は住み込みの介護施設で働いている。
卓也は、10歳の誕生日前日に父親を事故で亡くしている。
そして、その事故を機に自分が両親の本当の子どもではないことを母親から告げられ、居間まで優しかった母親から虐待を受けるという辛い過去を経験している。
二番目の話<あたしのいい人>は、施設を管理する陽介のおばさん・後藤恵子が主人公になって語られるおばさんの話が一番、面白かったかも。
彼女の生い立ちが綴られている。
離婚した喜男との出会いから別れなども書かれている。
おばさんの変わった経歴も興味深かった。
元々は医者を目指して勉強に励んで北大に進学、しかし、芝居に夢中になって大学を中退。
夫となる喜男と出会い、劇団を立ち上げる。娘(花)が生まれるが離婚。
その後、中学生だけを集めた児童養護施設を開く。
大学時代の友達との関係、別れた夫とのこと、娘のこと。
恵子の話だけでも、1冊の物語が完成しそう。
施設の中学3年生は陽介、卓也のほかにも3人。
健司、ありさ、奈津。
この3人の行方もちょっと気になる。
家庭に特殊な事情を抱えて施設に集まっている彼らだけど、みな、明るいのが良い。
悩みもそれぞれあるんだけど、逞しく自分で歩いていくだろう彼らの姿は清清しい。
また続編があるのなら嬉しいな。
★★★★
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14歳の冬、父親を殺された――。親友が、大事なものを、すべて奪っていく。
一気読み必至。乱歩賞作家が射止めた、会心の感動ミステリー!
「父さんが殺された。親友の父親に」
刑事による警官殺し。憎悪と絶望を胸に、親友だった二人の人生は激変する。仇討ちを誓った少年は刑事に。世間を敵にまわした少年は裏側の世界に。その間で揺れ動く女心ふたつ。二人の人生は二度と交差しないはずだった。さらなる事件が起きるまでは――。
(講談社HPより)
仲良しだったふたり、三条隆史と向田伸人。
共に警察官の父を持ち、いつかは自分達も・・・と夢見ていた。
でも14歳のある日、そんな友情をぶち壊す事件が起きてしまう。
伸人の父が隆史の父を射殺したという。
なんて衝撃的な・・・・!!
でもこれは、きっと間違いで、きっと物語が進むうちに真相が明らかにされるに違いない!と思いながら読み続けた。
隆史と伸人のそれぞれのその後を描きながら、事件の真相を追う。
苦しみ悩むふたりだけどそれぞれの身近にいる人たちが支えになる。
そして、事件の真相が明かされたときには、ホッとした。
ふたりの友情が再び戻る。
読み終えて、再び最初のプロロ-グを読むと泣ける。
最初から最後まで一気読みでした!
★★★★
30代独身、食べることが大好き。外食も好きだけど家ごはんも好き。忙しいときのひとりごはん、二人でゆっくり家庭のごはん、おもてなしごはん、接待されるごはん、居酒屋ごはん、旅先のごはん……。いろんなごはんがあるけれど、毎日のことだから、自分のペースで行きましょう。セイコのなるほど~ごはん本。ほっかほかでお届けします。
(メディアファクトリ-HPより)
お料理のレシピと漫画で綴る本書。
お料理はどれも簡単に出来そうなものばかり。
そして・・・美味しそう!
これは早速、作ってみたい!と思ったのは、即席漬けとプチトマトのパスタ。
ほかにもいろいろ。
その料理に纏わるお話も面白い!
お料理以外にも4コマ漫画「キョウちゃん」も楽しかった♪
同じ名前だから親近感もあって・・・笑
ペ-ジをパラパラめくって眺めるだけでも楽しめる本書。
実用性もあるし。。。
これは図書館本だけど、手元に1冊欲しいかも~。
とりあえず、作りたい料理はコピ-しておこうかな?
★★★★★
まだ生きている誰かのために。それが、不器用な女刑事の決めたルール。
彼女が捜査一課に戻らぬ理由。それは人が殺されて始まる捜査より、誰かが死ぬ前の事件に係わりたいから。誰かが生きていることが喜びだから――。練馬署強行犯係・魚住久江。本部復帰を断り続け、所轄を渡って四十二歳。子なし、バツなし、いまどき肩身の狭い喫煙者……。タフだけれど生き方下手な女刑事が駆ける新シリーズ!
(新潮社HPより)
女刑事新シリ-ズということで、楽しみに読みました。
既に読んでいる姫川シリ-ズとは、ちょっと違ったかんじですが、こちらも良い!
姫川シリ-ズは、殺人事件が主ですが、こちらはそれに比べると地味。
でも、世の中に起きる事件の多くは殺人よりもこちらの事件ですから、身近にある物語として親しみもあったかな?
魚住久江42歳で、独身。
考え方がサバサバしているけど、事件当事者に接する態度は優しくて、相手の気持ちを汲もうとする態度には好感が持てます。
6つの事件が章を分けて語られ、その事件は・・・
・幼児の溺死、路上強盗、強制わいせつ、傷害事件2件、接触事故
事件を起こした本人の気持ちも丁寧に描かれえるので、なるほどこういう経緯でこの事件は起きたんだぁ~と一つ一つの話に納得。
久江のほか、登場の人物達もなかなか個性的で面白い。
なかでも、久江を慕う後輩の峰岸との関係が今後どうなっていくのかが楽しみ(^^)
この新シリ-ズも楽しみに次が出るのを待とう♪
★★★★
『さよならドビュッシー』に登場した玄太郎おじいちゃんが主人公になって大活躍!反骨精神をモットーとする香月玄太郎は、不動産会社を興し一代で成功を収めた社長。下半身が不自由で「要介護」認定を受けている老人だが、頭の回転が早く、口が達者。ある日、彼の分譲した土地で建築中の家の中から、死体が発見された。完全密室での殺人。お上や権威が大嫌いな玄太郎は、警察が頼りにならないと感じ、介護者のみち子を巻き込んで犯人捜しに乗り出す!
(宝島社HPより)
『さよならドビュッシ-』は読んだけど・・・玄太郎おじいちゃんって、こんな愉快な人だったかな?
物語全体の雰囲気も、こちらは明るくて、『さよなら・・・・・』とはまるきり別物のかんじ。
逆に言えば、『さよなら・・・』を読んでなくても全く問題なく楽しめます♪
密室殺人 リハビリ施設での怪事件 老人を狙う連続通り魔事件
銀行強盗 毒殺事件と物騒な事件が次々起きて、その真相を追う玄太郎おじいちゃんの姿がユ-モラスに描かれています。
介護員のみち子さんもおじいちゃんに負けてないのが愉快。
老人を抱えた家族の実態なども問題提起されていて、ちょっと考えされられる話もあった。
でも、こんなに明るい雰囲気なのに、『さよなら・・・』を知っていると、この後、とんでもない事件が起きてしまうと思うと、この物語の明るさがなんだかかえって切ないかんじにも思える。
もう一度『さよなら・・・』を読んでみようかな?
細かい内容を忘れてしまっているので・・・・^^;
★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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