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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2014年7月


 

恋するゲイシャガールin八王子!?
5人の芸者が未来へGO!

東京・八王子の置屋「夢民(ゆめたみ)」
に在籍する五人の芸者たち


弐々(杉浦晴子)元女子高生。大学受験に失敗、恋人とも別れて芸者の道へ。
未以[みい](沢村紗英)元キャバクラ嬢。年下の男の子に貢ぎ癖が直らない。
茂蘭[もらん](細井千香)元看護師。大学生の息子がいるシングルマザー。
兎笛[とてき](望月優希)元女子プロレスラー。女らしくなりたくて芸者の道へ。
寿奈富[すなふ](田中喜久代)元丸の内OL。憧れの的だが人には言えない秘密が……。

彼女たちは人生の逆境をのりこえて八王子最大の祭り「八王子まつり」で最高の芸を見せることができるのか。そしてままならぬ恋の行方は……!? 傑作『ある日、アヒルバス』の笑いと感動再び! 最高に面白くてキュンとくるお仕事&青春&恋愛エンターテインメント!! 山本お仕事小説の新境地!

                        (実業之日本社HPより)





楽しくて感動するお仕事小説でした!

八王子で芸者をする5人の女性たち、それぞれの芸者としてのお仕事ぶりと
仕事以外での話が語られる。
5人が仕事以外の場でも仲良く行動するのが微笑ましかった!
人間関係が良好な職場は楽しいですからね(^^)


芸者名と本名のつながりが最初なかなか出来なかったけれど、読んでいくうちに
誰のことかわかってきて、楽しく読めた。

芸者になった経緯はそれぞれ。
最初から気になっていたのは、寿奈富の人には言えない秘密がナンなのか?ということ。
最後に明かされました。

そんな大変な過去を持っていたんですね~。
この先、家で待っていてくれる人が現れるといいな~。

『ある日、アヒルバス』のデコちゃんも登場して、こういう繋がりが
あるのって楽しい♪

また楽しくて感動するお仕事小説書いて欲しいな。

表紙の絵も可愛くていいですね!


                         ★★★★

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発行年月:2014年7月

ここでしか読むことのできない、書籍未収録エッセイを中心に収録! 
女学校の思い出、白蓮への思い、長男を亡くした絶望から新しい境地へ。
等身大の花子がここにある!!

                (河出書房新社HPより)



村岡花子さんの童話に続き、エッセイ集も図書館で借りて読みました。
ドラマのなかの花子さんのお母様もすごく優しい人という印象でしたが実際も
やはり、とても優しい方だったんですね~。
そしてお父様はドラマの通り、当時としては珍しく西洋の文化に目を向けて
そのおかげで花子さんは10歳でカナダ人の宣教師が創立した東洋英和女学校に編入学する。
すべてがそこから始まると考えると、村岡花子誕生の一番の功労者はお父さんかも!

エッセイは、時系列がバラバラですが、読んでいれば、わかることなので、
どれも楽しく読みました。
村岡花子さんの人柄がよくわかる。
言葉のひとつひとつに誠実さが滲み出ているかんじ。


印象に残ったのは
<母の愛について>という項。
母性愛という言葉に対して、私は一種のうるささを感じる---で始まる。
なるほど・・・と共感しました。


興味深かったのは
<自動車のなまえ、本のなまえ>という項。
ルーシーモンゴメあリの『グリン・ゲイブルスのアン』というタイトルを日本語でどうするか?と
いうはなしで、『赤毛のアン』に決まるまでの経緯を述べていました。
娘さんの一言が決定権を持ったのは、なんだかいい話。


花子さんの娘さん・みどりさんは本当は、花子さんの妹さんの長女なのですが
養女として育ち、とても仲良しな母と娘という雰囲気が伝わってきます。
そして、みどりさんの娘さんたち・美枝さん、恵理さんによって、
「赤毛のアン記念館 村岡花子文庫」を主宰されているとか。


こうして、未発表のエッセイを読めたのもお孫さんたちの力が大きいんでしょう。

自分の祖母が書いたものが世の中の多くの人たちに読まれ、感動を
今なお与えられるって、嬉しいことでしょうね。


NHKの朝の連続ドラマを毎日楽しみに見ていますが、今月でおしまい。
ああ、なんだか終わるのが名残惜しいなぁ~。
ドラマのおかげで一人の素敵な作家さんのことが深く知れて感謝!

                        ★★★★






発行年月:2014年7月


 

NHK連続テレビ小説「花子とアン」の主人公、村岡花子。代表作「みみずの女王」をはじめ、多くの昭和の子どもたちに親しまれた童話の名作を収録。

中川李枝子氏絶賛!
あたたかな口調には無駄がなく、歯切れよく、物語が絵になって見えます。
ありきたりのお子様向け童話とは違うぞーと私は確信しました。だから、こんなに面白い、愉快なのだ!

                     (河出書房新社HPより)



全部、素晴らしい!!
朝の連続ドラマで見ている通り村岡花子先生の優しい人柄が表れていました!
人にも植物にも動物にもみんなに敬意を払っているようなかんじ。
これは、子どもにも大人にも愛される童話ですね!!

赤毛のアンも素晴らしい作品ですが、村岡先生自身の言葉で書かれた文章が
好きになりました!!


「さびしいクリスマス」は、幼い兄妹が亡くなった母親に夢の中で会う物語。
物語の最後の言葉にあったように、お子さんを亡くされた辛い経験をお持ちの
花子さんが、母親を亡くし寂しい思いをしている子どもさんが世の中には
沢山いることに気づいて書かれたんですね~。


優しいお話もありますが、ブラックユーモアを含んだものもあり
なかなか面白い発想の持ち主ですね~(^^)

村岡さんの文章をもっと読んでみたくなりましたので、次はエッセイを
読んでみたいと思います。


図書館本ですが、1冊手元に置きたくなりました!!


                           ★★★★★




発行年月:2013年11月


 撮影現場から姿を消した人気女優と、あとを追うベテラン俳優。よみがえる禁断の恋の記憶――。

最愛の娘を失った老俳優と、今をときめく人気女優の、奇妙な逃避行。その途上で彼の脳裏によみがえるのは、友人の母親との禁断の恋の記憶だった。二人きりで過ごした短い時間があんなにも光に満ちていたのは、なぜだったのか? 数十年の後、その手がかりが不意に明らかになる――。ブッカー賞、カフカ賞受賞作家による最新長篇。

                     (新潮社HPより)





年老いた俳優の男性が、自身が15歳のときの恋を回想しながら
現在の話も進む。

15歳で親友の35歳の母親と肉体関係を持つって、ちょっと気味悪いんだけれど
文章が綺麗なので、嫌なかんじはしない。

そして、現在の話は、映画出演の話が舞い込むが、共演する人気女優が撮影を
放り行方をくらます事態に巻き込まれていく。

主人公の老俳優は10年前に娘を亡くしている。
娘は27歳だったが、精神的に弱っていたのは父親も知っていた。
そして、死後、娘は妊娠していたことに更なるショックを受ける。
妻のリディアは、娘の死を未だ受け入れられずに苦しんでいる。


娘のことを救ってやれなかった事で、人気女優の抱える問題を解決するために
何とかしたいと思ったのかな?

親友の母親・ミセスグレイのその後のことが終盤に明かされ、
息子の親友と、ふつうなら考えられない行動を起こしたわけが明かされる。
切ないな・・・(/_;)


ラスト、精神的に追い込まれていた女優を、再び、撮影現場に戻す力を与えたのが
リディアであったことが、嬉しい。
これを機にリディアの喪失感が今後、薄れていくといいな。

内容的には、前に誰かの小説で読んだような話(15歳のときの思い出話はシュリンクの「朗読者」を思い出すかんじでした)でしたが、文章が巧みで美しい。

強烈な思い出が生きて行くうえで蘇ってくるなんて経験、わたしにはないけれど
ふと、した瞬間に過去の何でもない情景を思い出す瞬間は誰にでもあるでしょうね。

なんだか、この表紙の絵も素敵。
穏やかな未来がこの、道の先に開けていそう。


                            ★★★



発行年月:2014年4月


 音楽の才がありながら、亡き母に変わって家族の世話を強いられるスウ姉さんが、困難にも負けず、持ち前のユーモアとを共に生きていく。村岡花子訳で読む、世界中の「隠れた尊い女性たち」に捧げる物語。

                      (河出文庫HPより)



村岡花子さんの訳ということで、読んでみました。
主人公のスウ姉さんは、ピアニストになりたいという夢を置いて
亡き母のため、自分が一家の家事や雑多なことを引き受ける。

母親が亡くなったのは、14歳の時。
その時、12歳の妹・メイ。10歳の弟。ゴルドン。

物語は、スウ姉さんが20歳のときから始まる。
お手伝いさんが2人いる裕福な暮らしをしていたけれど、父親の経営する銀行が
破たんし、一家は貧乏暮らし。
家と家財道具を売り、別荘のある田舎町へ一家揃って引っ越し。

スウには、新鋭作家の恋人・ケントが居て、早く結婚して二人で暮らそうと言われ続けて
いるけれど、心身共に弱った父親の面倒を見なければという責任感から
結婚を先延ばししている。
そのため、ケントは妹のメイと結婚。


スウ姉さんの人生、理不尽過ぎる!と周りの人たちのあまりにも無頓着ぶりに
頭に来たりします^^;
が・・・・当のスウ姉さんは、その理不尽さをあまり嘆く風でもない。

唯一本音を漏らすのは、ブレストン小母さんの前でだけ。


父親が亡くなり、これからはピアニストになるという夢を追いかけようと決心し
以前、自分のピアノを褒めてくれたバルトン教授の元を訪ねるスウ姉さんだったが・・・

教授の助言はて適格でした!
その真意をちゃんと理解したスウ姉さんもやはり、賢い。

優しくて賢いスウ姉さん。
なんだか、すごく好き!

周りから見たら、人生を棒に振った可哀想な人と見えてしまうけれど
よく考えたら、スウ姉さんが、そうすることを選んだのですね。
いつも家族の皆に頼りにされて、重荷だと感じながらも
そんな期待に応えたいと思ってしまう性分なんですね。


けれど、ラストは、やっとスウ姉さんにも幸せな日々が訪れそうで
ホッとしました。
幸せになれなきゃ、あまりにもひどい!


村岡花子さんの訳、いいですね。
とても読みやすいです♪

                          ★★★★★
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