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読んだ本の感想あれこれ。
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41BwUFBkraL__SX230_.jpg   発行年月:2011年7月


5年前に使われたきりであちこち古びてしまったピンクのウサギの着ぐるみ。大学生の「わたし」がアルバイトでそれをかぶって中から外を覗くと、周囲の人はぬいぐるみやロボットに変わり――(「チヨ子」)。表題作を含め、超常現象を題材にした珠玉のホラー&ファンタジー五編を収録。個人短編集に未収録の傑作ばかりを選りすぐり、いきなり文庫化した贅沢な一冊。


                           (光文社文庫HPより)


5つの少し不思議なお話5つ。

「雪娘」
20年ぶりに集まる事になった小学校時代の仲良しだった男女。
そこで思い出される、雪の降る日、何者かに殺害されたユキコのこと。
犯人の正体がわかったときは・・・ゾッとした。

「オモチャ」
商店街のなかにある玩具屋さん。
年老いたおじいさんとおばあさんが営む店。
そのおばあさんが亡くなり、その後、噂される奇妙なこと。

「チヨ子」
アルバイトのためス-パ-のバ-ゲンセ-ルで、うさぎの着ぐるみを着て、風船を配る。
着ぐるみを着てみると見える、その人がかつて好きだった物の姿が見える。
ならば、自分で自分を見たら何がみえる?
かつて大事にしていたうさぎのぬいぐるみに思いを馳せる。

「いしまくら」
公園で凍死していた女子高校生。
死後、囁かれる女子高校生の噂話。

「聖痕」
12年前に殺人事件を起こした少年。
彼はなぜ事件を起こしたのか?
そして、ネットの社会では彼は神として崇められていた。



どの話も短編だけど、読み応えがあり面白かった!
ゾッとする人間の心の闇を描いた最初の「雪娘」から、なんだか切なくなるような話の
「オモチャ」と「石まくら」。

表題作の「チヨ子」は、不思議だけどファンタジ-っぽいかんじで、ちょっとホッとした。

最後の「聖痕」は、5つの話のなかでは、少し長くスト-リ-的に凝っていた。
事件を起こした少年の考えることが理路整然としていて、哀しい。
とても頭の良い人の気持ちのわかる子なのに、育った環境のせいで、哀しい生き方を選ぶことになったのが辛い。

最後のあとがきで、それぞれの作品についての考えを述べているのも面白かった!

「チヨ子」の生まれたキッカケ話にはちょっと笑った(^^)

ササッと読めて、面白い短編集でした♪

★★★★

 
 
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