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読んだ本の感想あれこれ。
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224caf86.jpg   発行年月:2011年3月


  進化し続ける湊かなえの新たなる代表作!

  元英語講師の梨花、結婚後、子供ができずに悩む美雪、
  絵画講師の紗月。3人の女性の人生に影を落とす謎の男「K」。
  感動のミステリ

                             (文藝春秋HPより)


 

帯文に「湊かなえのセカンドステ-ジ始動!」とあるように
今までの人間の醜い悪が渦巻くような重く暗い、なんともいえないイヤ~な雰囲気の話とは、ちょっと方向が違うようなお話でした。

今までのような作風も面白いけれど、物語としては、今回のようなものが個人的には良いな~。

三人の女性の話が最初はばらばらに語られる。

最初に登場の女性は梨花。
両親を亡くし、祖母と二人で暮らしていた。
しかし祖母が入院、講師として勤めていた英会話スク-ルは経営破綻であっけなく解雇。
経済的に不安な日々に追いやられる。
以前から「K」と名乗る人物から経済的援助を申し出されていたため、まだ見ぬ謎の人物だが、頼ってみようか?と考える。


二番目に登場の女性は美雪。
伯父の経営する建設会社に勤務し、伯父の勧めで同じ会社の営業担当の和弥と結婚。
和弥のことは前から好意を持っていいたので美雪にとっては幸せな結婚だった。
そして、伯父の息子・陽介と和弥は親友。
陽介の妻・夏美を含め4人は親しく交流を持つ。


三番目に登場の女性は沙月。
母親と二人暮らし。
学生時代は、友人の希美子に誘われて山岳同好会のメンバ-だった。
希美子は先輩の浩一に好意を抱いていた。
沙月は初対面の浩一に不思議な親近感を抱いていた。


最初の梨花の話で登場の謎の人物「K」とは誰なのか?
気になり、イニシャルが「K」の人物が出るたびに「この人?」と思ってしまった。
でもイニシャルは、苗字なのか?名前なのか?わからないので、最後の方まで確信は持てず、楽しみが先延ばしにされる仕掛けは、なかなか上手い!

三人の女性たちの関係も段々とわかっていき、
最初から登場人物をメモしながら読んでいたので、それらが見事に繋がっていく様子は楽しかった!

表題の意味も納得でした!!

ちょっと切ない話ではありますが、良いお話でした。

美雪、沙月の過去の思いを抱えて、
梨花がこれから幸せな人生を歩んで行ってくれたらいいなぁ~。



★★★★★
 


 
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ラブラブラッキ-さんへ
今までのも他に類がない個性的なかんじで良いけど、確かに・・・この著者、変人?なんてわたしも思ったりしました(笑)。

この話も明るい話ではないけれど・・・この物語の先には明るい未来がありそうで読後感は良いですね♪

次はどんなの書いてくれるんだろ?
早くも次回作が待ち遠しい作家さんの一人です。
kyoko 2011/07/11(Mon)08:17:04 編集
無題
私も今までの作風より、この本の方が断然好きです♪
こういう感じのまた読みたい!
作者の心がゆがんでるんじゃないかと心配しましたが安心しました(笑)
ラブラブラッキー 2011/07/10(Sun)22:05:30 編集
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