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読んだ本の感想あれこれ。
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9d7eba61.jpeg発行年月:2009年11月


ばらばらのようで、つながっていた------
借金まみれのキャバクラ嬢。
猫の集会を探し求めるカメラマン。
夫が死んだ日のことをわすれられない未亡人・・・・
ひとりぼっちの人生がはじまった、
それぞれの分岐点。

安心できる場所って、探すものでなく、気づくもの

                                            (本の帯文より)
 
同じ団地に住む人たちが順番に主人公になって語る。
最初は、キャバクラで働いていたが、借金取りに追われ逃げている絵里が登場。
高校時代の同級生・朱美に偶然、出会い、家に居候させてもらっている。

絵里も朱美も、高校時代から再会するまでに、大きく暮らしぶりが変化している。
いろいろな事があり、一人ぼっちの暮らしをしていた。

他の登場人物たちも、皆、一人暮らし。
そこに至るまでの様子は、どれも波乱万丈。人生いろいろというかんじ。

一人一人の過去にはいろいろあったけど、借金取りに追われる絵里をなんとか皆の知恵で救おうと会を催し和気藹々と食べて語る様子は良かったな。
理想のご近所付き合い、理想の人間関係。

辛いことがあって、それを乗り越えるのは自分だけど、周りに語り合える隣人がいるって凄く大きな安らぎだろうな~。

自分がいつか一人暮らしするときになったら、こういうご近所付き合いが出来るといいな。
なんて思ってしまった。

表題作の「いつか響く足音」の宮前静子さんの話は、ちょっと同情出来ない部分もあったけどね^^;
これからも足音に怯えて生活するのかしら?

なかなか面白く読みました(^^)


★★★★
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