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読んだ本の感想あれこれ。
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0eb2a026.jpg発行年月:2007年1月


幻の自伝的小説

人生最悪の14歳。
それでも彼の答えに“死”はナイ。

 
もう二度とこの友達とは遊ばない。
だけど、このままじゃ僕はつぶされてしまう。
大きな哀しみに小さな僕はつぶされてしまう。
飲み込まれてしまう。
ボケッ。
僕は僕を守るんだ。
悲しい色に塗り替えられてしまう前に。
僕の心は
僕が色を塗るんだ。

          (本の帯文より)

図書館棚に見つけ、「あ~そういえば、これ結構、話題になったな~」なんて思って読んでみました。
あまり期待せずに読み始めたけど、いや~参った!
結構、感動した!
文章の書き方、上手い!
読ませる、引き込ませる。


千原ジュニアさん、お兄さんとコンビ組んでいらっしゃる方。
ジュニアさんはドラマなどにも出ているので、顔はすぐ浮かびましたが、こんな過酷な中学時代を送っていたとは!

半分、引きこもり生活になって、両親の悲しい顔。自分にどう接していいのかわかないでいる様子もよ~く見てる。
でもどうしようもなく・・・・壁やそこらじゅうに穴を開ける。
近所でも陰でいろいろ噂されている。


そんな周りが好奇の目で見る状況のなかで、変わらず自分を認めてくれていた兄と祖母の存在が彼を救った。

お兄さんとは、今はコンビを組んで活躍されている。
お笑いの世界に彼を呼び寄せたのもお兄さん。

ジュニアさんのお兄さん、あまり目立たないけど、すごい良い人なんだ!
これ読んで、お兄さん・千原靖史(せいじ)さんが好きになりました!

おばあちゃんの言葉も良かったな~。
泣けた。


これは、子どもの気持ちが理解できずにいる大人たちが読むべきかも。
皆が皆、同じように上手く立ち直れるかは、わからないけど、悩んでもがいている子どもの心理みたいなものが少しわかるかも。


読みやすいので、中学生くらいでもすぐ読めると思います。

タレント本、侮れないな。


 
★★★★
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