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f066079f.jpg   発行年月:2010年1月


     この家、あたししかいないのに、 
   人がいっぱいいるような気がする・・・・

小さな丘の上に建つ二階建ての古い家。この家では、時がゆっくり流れている。幽霊屋敷に魅了された人々の記憶が奏でる不穏な物語。

   巻末に驚きの書き下ろしサイドスト-リ-が!

                               (本の帯文より)
 
丘の上に建つ古い洋館に一人の作家が住む。
そこを度々訪れるのは、幽霊屋敷に魅了されている人々。
だが、作家はいう「わたしの家では何も起こらない」。

物語は連作方式で、洋館の現在と過去のいろいろなエピソ-ドを交えて進む。
洋館内、またはその近くで起きた不可解な事件。
ひとつひとつのエピソ-ドは、結構、痛ましい。そこで生きていた者がやがて、幽霊と呼ばれる存在になり、人々に語り継がれていく。

文中にあったけど、考えてみれば、今居る、自分の場所にもかつて、生きた人が居ただろうし、その人が残した思いなどがその場に強くあったとしたら、何らかの気配を感じても不思議ではないのかも。

幸い、わたしは鈍感なので、気配のようなものは感じたことないけれど・・・。


巻末のサイドスト-リ-は、期待するほど驚かなかったけど・・・・^^;

なかなか面白い幽霊屋敷のお話でした。

怖がりなので、昼間に読みましたが、これくらいなら夜でも大丈夫(かも?)


★★★
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