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読んだ本の感想あれこれ。
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36801e0a.jpg   発行年月:2009年12月


   この世に思いを残して死んだ人の姿が見える----
   
   医者の娘おいちを巡る不思議ばなしを
   『バッテリ-』のあさのあつこが江戸を舞台に描く。

 
                           (PHP HPより)

 

町医者の娘・おいちは16歳。
母親を早くに亡くしたが、父親を手伝い長屋周辺にその日暮らしの生活を送る貧しい人たちの怪我や病気の治療に毎日、明るく接し、その働きぶりの評判も上々。

おいちには人にはない能力があり、父の元治療にくる人の気配を予め感じたりする。
が・・・夢のなかに現れ苦痛の表情の女の人は幾ら待っても来ない。
夢には度々出て来て、なにかを訴えている様子。
誰なんだろう?何を苦しんでいるのだろ?気になりつつ過ごすおいち。


ある日、伯母により、おいちに縁談話が舞い込み、その相手である男性の周りに起こっている不可解な死があることがわかる。
その真相は・・・・?

読みやすく、ちょっとミステリ-の要素もあり、なかなか面白かった!

おいちの亡くなった母親の姉・おうたとおいちの父・松庵のやりとりは、漫才のようで楽しかったし・・・
登場する人物たちが個性的で好感が持てる人ばかり(^^)

不可解な死の真相は、なるほど~というかんじで、ラストもすっきり。
最後は、皆が幸せになれたかな?

シリ-ズ化もあるかな?
おいちのその後もまた読みたいなぁ~。

時代物はどうも・・・・と敬遠してる人にも昔の雰囲気を楽しみながら難なく入り込めるお話だと思います。
小学生高学年くらいからなら、理解できそう。


★★★★
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