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読んだ本の感想あれこれ。
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948c13d0.jpeg発行年月:2009年8月


世界中のすべての人間が敵になっても。
弁護士は-----俺は、あなたの味方です。

意地と向こうっ気と情熱を胸に。
ひとりの青年が、弁護士になっていく。


                            (本の帯文より)

京都の弁護士事務所から、武者修行と称して、東京の弁護士事務所に移籍してきた主人公・成瀬歌義。
関西弁は、真剣さに欠けると相談者に言われたり・・・・ちょっと気の毒な最初でしたが、めげずに明るく仕事に励む姿に好印象!

先輩弁護士たちも個性的。
女弁護士・清洲真紀との会話も楽しい。


しかし、相談事には真摯に臨み、調査でわかる事実にはどれも、ちょっと切ない、けれど温かい感動がありました。

弁護士って、悪くないけど弱い立場の人を助けるのは、正義感を全面に出せばいいのだから理解できるけど、反対に被害者側で世間から叩かれる立場の人を弁護するときにこそ、その力量が問われるのかもなぁ~なんてふと思いました。

そういう意味で、最後の「白い彼岸花」は、ちょっと考えさせられたな。

この法律事務所の雰囲気が明るくてすごく楽しい♪
このメンバ-での続編が出るといいのになぁ~。


 
★★★★
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