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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2020年10月


1988年夏の終わりのある日、高校に迷い込んだ一匹の白い子犬。「コーシロー」と名付けられ、以来、生徒とともに学校生活を送ってゆく。初年度に卒業していった、ある優しい少女の面影をずっと胸に秘めながら…。昭和から平成、そして令和へと続く時代を背景に、コーシローが見つめ続けた18歳の逡巡や決意を、瑞々しく描く青春小説の傑作。

                 (双葉社HPより)


6話からなる連作集。

高校内で飼われることになった、コータローは、約10年、学校内の様子を見てきた。
一番最初に、コータローを飼うことに関わった塩見優花と
コータローの名前の元になった早見光司郎。


二人のお互いに好意を持ちながら別々の進路へと卒業後、別れてしまう様子に
寂しさを感じた。

が・・・それは、後の章でも、それぞれのその後の様子がわかる仕掛けなのは
嬉しかった!


高校生たちが、卒業後、成長して再び集う最終章のラストは最高!



それぞれコーシローに関わる生徒たちの話も、「ああ、青春だね~♪」という
感じで、とても良かった!


時々、コーシロー目線の語りが入るのも楽しかった。
捨てられたのは、可愛そうだったけれど、その後の暮らしが幸せで良かった!




                    ★★★★
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