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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2020年3月

幻は、幻が消えたときに、幻とわかる。――脳の中からの鮮やかな現場報告!
「時間という一本のロープにたくさんの写真がぶら下がっている。それをたぐり寄せて思い出をつかもうとしても、私にはそのロープがない」――たとえば〈記憶障害〉という医学用語にこのリアリティはありません。ケアの拠り所となるのは、体験した世界を正確に表現したこうした言葉ではないでしょうか。本書は、「レビー小体型認知症」と診断された女性が、幻視、幻臭、幻聴など五感の変調を抱えながら達成した圧倒的な当事者研究です。

                  (医学書院HPより)



レビー小体型認知症・・・・病名としては知っている。
けれど、認知症という部分だけの響きで、若くして発症して気の毒に・・・
くらいに思っていた。


少し、医学の知識がある(看護師なので)わたしでさえ、こうだから
まだまだ知られていないことがたくさんある病気でしょう。



少し変だなと感じたのが30歳過ぎたころで、病院を受診して最初は
「うつ病」の診断が下り、内服薬で症状が悪化と。
恐ろしい。
治したくて受診した先で悪化させてしまう薬が処方されるって・・・。


正しい診断が必ずにもされるとは限らないってこと。


でも、この本の出版によって、結構、多くの人が、わたしももしかしたら・・・と
思うのかもしれない。
自分の病気の経過をこんな風に書籍で世間に報せることで大きな功績を
残すことが出来ていると思う。


尊敬する。



実は、著者とは同じ中学で学んだ。
会話もしたことがあり、親しい友人から彼女のことを聞いていた。

いつも穏やかで冷静な人だったと記憶している。



彼女がおわりにで述べていた 「誰もが少しヘンなままで、苦しむことなく
そのままに生きられたらいいなぁと強く強く願っています。」に共感!


この本を教えてくれた友達に感謝。



                     ★★★★★
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