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発行年月:2018年2月

私には五人の父と母がいる。その全員を大好きだ。

森宮優子、十七歳。継父継母が変われば名字も変わる。
だけどいつでも両親を愛し、愛されていた。
この著者にしか描けない優しい物語


                    (文藝春秋HPより)



高校生の優子には、父親が3人、母親が2人いる。
本当の母親は3歳になる直前に事故死。
本当の父親は仕事で海外赴任。


お父さんの海外赴任が決まって、お父さんの再婚相手8歳差の27歳の梨花
さんと日本でそのまま生活すると決めた優子。

お父さんと梨花は離婚したがそのまま梨花と暮らし、新しいお父さん・泉ケ原さんの
家へ引っ越す。
が・・・・梨花は家出。
暫くは泉ケ原さんの元で暮らしていた優子。
しかし、梨花が迎えにくる。
森宮さんと結婚すると。。。。
三人で暮らしていたけれど、またまた梨花が置手紙を残して姿を消す。

以後、森宮さんとの二人暮らし。


梨花の自由奔放さに振り回される優子だけれど、梨花が知り合う男性は、皆
優しいし経済力あるし、父親としても文句なしの対応力。

泉ケ原さんの寛容さには、驚いたけど。。。。
いきなり父親になって、またすぐ出て行ってしまう状況になっても
梨花を責めない。

森宮さんと優子の関係もすごく良かった。
東大卒で有名企業勤務の森宮さん、ちょっと変わっているけど、なんだか
お茶目でいい^m^


最後は成人した優子の結婚を前にした親たちの反応。
一番、すんなり認めてくれると思っていた森宮さんの反対ぶりが可笑しい。

次々、保護者が変わっても、それぞれの親に愛された優子は
なんて幸せなんだろう。
実際は、こんな話、ないだろうけどね~。

自由奔放過ぎた梨花さんだけど、え?そういうことだったのか?という
驚きも最後にあって、最初から最後まで、楽しかった♪



                          ★★★★


 

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