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発行年月:2013年3月


喪失と悲しみと、再生への祈りを描く
珠玉の7つの物語。

小学3年生、母を亡くした夜に父がつくってくれた"わが家”のトン汁を、避難所の炊き出しでつくった僕。東京でもどかしい思いを抱え、2ヶ月後に縁のあった被災地を訪れた主婦。あの日、同級生を喪った高校生。厄災で断ち切られたもの。それでもまた巡り来るもの。未曾有の被害をもたらした大震災を巡り、それぞれの位置から、再生への光と家族を描いた短編集。


                              (扶桑社HPより)


3.11の震災に纏わる話7つ。
どの話を読んでもジ~ンと来ます。

震災で家族や親しかった人をを喪った者、被災地に思い出がある者いろいろな立場で、いろいろな思いを
感じながらの物語。


一番、考えさせられ感動したのが4つめの話「記念日」。
被災地へ生活必需品でもある、カレンダ-を送ろうということで、家で使っていたカレンダ-を送る家族の話。
家族の記念日に印が付いているのは、失礼にあたると判断して、修正ペンで消して送るけれど・・・・

被災地の人が望むことと、被災してない人との考え方には、多少のズレがあって
言われてみれば、なるほど・・・・と思う事ばかり。
人のために何かしてあげたいという気持ちが、あっても、いろいろ考えると迷うことばかりだな。

けれど、カレンダ-を受け取ってくれた方との温かい交流が始まったのは、嬉しかった。


                                 ★★★★

 

 
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