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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2016年4月

おそうじ上手は、謎解き上手――

読めば元気になれる大人気ミステリ〈清掃人探偵・キリコ〉シリーズ第5弾!

キリコは、オフィスや学校、病院に派遣される清掃作業員。ミニのフレアにハイヒールで軽快に掃除をしながら、事件を解決する名探偵だ。「大丈夫、世の中はお掃除と一緒だよ。汚れたらきれいにすればいい。また、汚れちゃうかもしれないけど、また、きれいにすればいい」――そう言ってこれまで鮮やかに謎を解いてきたキリコだが、今回の事件はかなり厄介なようで……
ハートウォーミングな連作短編ミステリ。

                   (実業之日本社HPより)



大好きなシリーズですが、これが最後みたいでちょっと寂しいな。
今回は、英会話スクール内とビルのなかに入っている会社内の事件に絡む
清掃員のキリコ。
お仕事相変わらず掛け持ちで頑張ってるんだなぁ~。


英会話スクール内は、人気の講師をめぐる女性受講者たちが嫉妬によって起こす事件。
こういう女たちって嫌だなと思う。


そして、もう一つは別のオフィス内の事件。
こちらは、鈍感な男が招いた事件。
ふざけ半分でこういう、いたずらする人いるけど、こういう男も嫌だな。


そして最後にキリコ自身のこと。
大介くんと結婚して、二人の仲は相変わらず良いのは微笑ましい。
でもキリコにはショックな出来事が起きて、黙って暫く旅に出てしまう。

大介くんは、そんなキリコを認めてあげて心が広い!
偉いぞ、大介くん!


シリーズ、全部読んでないかも?^^;
読んでないのを調べてみよう^m^


                         ★★★
 

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発行年月:2015年8月

いつも通りの夏のはずだった。その事件のことを知るまでは……。

 海辺の小さな町で暮らす高校生・光介。夏休みに入ったある日、母の姉・芹とその娘の双葉がしばらく一緒に暮らすことになった。光介は芹から、心中と聞かされていた祖父母の死が、実は「どちらかがどちらかを殺した」無理心中事件であり、ここで生きていくために事実をはっきりさせたい、という決意を聞かされる。カメラマンであった祖父とそのモデルも務めていた祖母。二人の間にいったい何が起こったのか。

 残された写真が語るもの、関係者たちの歪んだ記憶、小さな嘘……。そして真相を追う光介が辿り着いた、衝撃的な事実とは……。

 『サクリファイス』『タルト・タタンの夢』などで話題の著者が、海辺の町を舞台に、青年のひと夏の冒険と成長を描く、切なくてさわやかな青春ミステリー。 

                   (PHP研究所HPより)




高校1年生の光介が主人公。
地元では偏差値の一番高い高校に入学し、中学でのいじめからも解放。
そんな光介の家に、母の姉・芹と娘・双葉(8歳)が同居することに。

伯母である芹から聞かされた亡き祖父母のこと。
そこから知る祖父母の生前のこと。
祖父は写真家で被写体は祖母だった。
その写真を見た光介は、その写真のなかの祖母の美しさとその写真から強烈な何かを
感じる。

母親にはナイショで祖父のこと。祖母のこと。
二人の死に至った理由を知りたくなり過去の祖父を知る人たちに会って話を聞く。


なるほど・・・・芸術を追い求める人の周りにいる家族って大変だと思う。
祖母の苦悩に気づいたときは辛かった。
光介にとっても辛いことを知ってしまったと思う。

でも光介は良い子だな。

ひと夏の出来事で、色んな思いをして成長した光介の物語、
なかなか面白かった!

彼の今後もちょっと知りたい。


                      ★★★★


                           
 



発行年月:2015年10月


相棒は青いスーツケースただ一つ。
今日も残りの半分に、温かいドラマが詰まってゆく――
人生は、一人旅。
明日はどこへ行こう?
心がふわっと軽くなる、幸せつなぐ物語。

大丈夫。
一歩踏み出せば、どこへだって行ける。
30歳を目前にした真美は、フリーマーケットで見つけた青いスーツケースに一目惚れ、衝動買いをしてしまう。そのとき、彼女の中で何かが変わった。心配性な夫の反対を押し切り、憧れのNYへ初めての一人旅を決意する。出発を直前にして、過去のある記憶が蘇り、不安に駆られる真美。しかし、鞄のポケットから見つけた「あなたの旅に、幸多かれ」というメッセージに背中を押され、真美はNYへ旅立った。やがてその鞄は友人たちへとバトンされ、世界中を旅するうちに、“幸運のスーツケース”と呼ばれるようになってゆく――。

                  (祥伝社HPより)



30代目前の4人の女性。

山口真美・・・・デパート勤務、結婚三年目。
中野花恵・・・・オフイスクリーニングの会社でマネージャ業。
ゆり香・・・・・派遣での仕事を転々と。お金が貯まれば海外へ気ままな一人旅。
澤 悠子・・・・フリーライター。あちらこちらの海外へ取材と執筆のため出かける。


青色のスーツケースを買ったのは、山口真美。
ニューヨークに行きたいと結婚前から夫に言っていたけれど、一向にその計画が具体化
する様子がなく、臆病で一人旅なんか無理と最初は思ってが、フリマで青色のスーツケースが
目に留まり、衝動買い。
そして本当にニューヨークへ。

スーツケースは友達にも貸し、それを持って旅行に出かける女性たち。

花恵は旅先の香港で職場の年下の男性に偶然会い、意気投合。
やがて結婚。

ゆり香は旅先で恋人と別れることになるけれど、それは正しい選択!

悠子は、パリに行くといつも会うマリーとの関係がギクシャクするけれど
その理由を知り、一層親交が深まる。



短編連作の形で登場人物たちのその後は別の人の話で分かるのも楽しかった。

最後の話だけ、直接は4人に関係ない人の話だったと思うけど
その話もまた素敵でした。

楽しく読めるお話でした。




                         ★★★★
 



発行年月:2015年4月


 アイドルが自殺した。あんなに可愛らしくて、みんなから愛されていたのに……。しかし、沙霧の死を悼む暇もなく、蓮美は激動の渦に巻き込まれる。沙霧のブログに、蓮美のいじめが原因で死ぬとかかれていたのだ。身に覚えのない蓮美は、己の無実を証明するために沙霧の死の真相を追う。「サクリファイス」シリーズの著者が、女たちの葛藤や嫉妬を鮮やかに描き出す!

                    (徳間書店HPより)



芸能界の恐ろしさを感じた。
こういう話、よく聞くけれど、本当にあるのかなぁ~?

売れっ子アイドル・沙霧が飛び降り自殺。
ブログのなかで、自分が虐めていたことが自殺の原因のように書かれている
ことに戸惑う蓮美は、戸惑う。
沙霧は同じ事務所のライバルでもあったけれど、よき理解者であり親友だと
自分は思っていたのに・・・・。
ショックで人間不信に陥り、引きこもり太ってしまった蓮美。
けれど、太った自分は蓮美として注目されることもなく、本名の鈴木昭子でいられる。
そして、鈴木昭子として、沙霧の自殺の真相を追うことに。

真相を突き止めるにあたって、どんどん協力者が加わる。
今はアイドルを止めたチホ。
コンビニで度々、声を掛けてきた斉木。


終盤、どんどん真相が明かされ、斉木の正体が知れた頃にはビックリ!
怪しい人だと思っていたけれど・・・・勘違いでしたぁ~^^;


真相を知れたのは、スッキリしましたが、同時になんだかやり切れない
複雑な気持ちにもなりました。

沙霧、蓮美、チホ・・・・・芸能界に入らなければ、もっと幸せに
なれたと思うなぁ~。

表紙は二人の少女しか見えませんが、裏にもう一人。

物語りとしては面白かった。


                              ★★★



発行年月:2014年11月


 仲のよかった家族に一体何が。

ページを繰る度に覚える違和感。そして続く衝撃!

東京で初めての出産をまぢかに控えた遼子。
夫の克哉が、突如、ドバイへ赴任することになったため、
遼子は大阪の実家に戻り、出産をすることに。
実家に帰ると、両親と妹・美和の間に、会話がないことに気がつく。
そして父は新築したばかりの自宅を売却しようとしていた。
実家で何があった? 
明らかになっていく家族を襲った出来事とは――。

「どうして人の命の重さには違いがあるの?」

                     (講談社HPより)





表題からして重たい話かな~?とは予想していましたが、本当に重たい話でした^^;


里帰り出産を急遽することになった遼子は、実家にそのことを電話。
迷惑はかけるけれど、すぐにOKの返事はもらえるだろうと思ったのに
返事を即答できないと言う母。
先ずはそこで違和感を抱く。
それでも帰っていらっしゃいと数日後に連絡を貰い、実家へ向かった遼子。
でも、両親と高校1年の妹の様子が何となく今までと違う。
特に父親と妹の関係が変化しているかんじ。


読みながら、遼子と同様、「家族に何があったの?」と気になる。
段々と明かされていく家族に起きたこと。

うわ~予想以上に深刻な事態でした。

我が家も娘が二人なので、つい我が家で同じことが起こったら?なんて思いながら
読みました。

わたしは、こういう解決方法は絶対とらないと言い切れないところが恐ろしい。

でも、最後は、まあ結果よかったのか?とも思える。
う~ん。難しいな~。


ササッと読めて、まあまあ楽しめましたが、読後感はあまりよくないな。


                            ★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

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