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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2015年10月


相棒は青いスーツケースただ一つ。
今日も残りの半分に、温かいドラマが詰まってゆく――
人生は、一人旅。
明日はどこへ行こう?
心がふわっと軽くなる、幸せつなぐ物語。

大丈夫。
一歩踏み出せば、どこへだって行ける。
30歳を目前にした真美は、フリーマーケットで見つけた青いスーツケースに一目惚れ、衝動買いをしてしまう。そのとき、彼女の中で何かが変わった。心配性な夫の反対を押し切り、憧れのNYへ初めての一人旅を決意する。出発を直前にして、過去のある記憶が蘇り、不安に駆られる真美。しかし、鞄のポケットから見つけた「あなたの旅に、幸多かれ」というメッセージに背中を押され、真美はNYへ旅立った。やがてその鞄は友人たちへとバトンされ、世界中を旅するうちに、“幸運のスーツケース”と呼ばれるようになってゆく――。

                  (祥伝社HPより)



30代目前の4人の女性。

山口真美・・・・デパート勤務、結婚三年目。
中野花恵・・・・オフイスクリーニングの会社でマネージャ業。
ゆり香・・・・・派遣での仕事を転々と。お金が貯まれば海外へ気ままな一人旅。
澤 悠子・・・・フリーライター。あちらこちらの海外へ取材と執筆のため出かける。


青色のスーツケースを買ったのは、山口真美。
ニューヨークに行きたいと結婚前から夫に言っていたけれど、一向にその計画が具体化
する様子がなく、臆病で一人旅なんか無理と最初は思ってが、フリマで青色のスーツケースが
目に留まり、衝動買い。
そして本当にニューヨークへ。

スーツケースは友達にも貸し、それを持って旅行に出かける女性たち。

花恵は旅先の香港で職場の年下の男性に偶然会い、意気投合。
やがて結婚。

ゆり香は旅先で恋人と別れることになるけれど、それは正しい選択!

悠子は、パリに行くといつも会うマリーとの関係がギクシャクするけれど
その理由を知り、一層親交が深まる。



短編連作の形で登場人物たちのその後は別の人の話で分かるのも楽しかった。

最後の話だけ、直接は4人に関係ない人の話だったと思うけど
その話もまた素敵でした。

楽しく読めるお話でした。




                         ★★★★
 
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