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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2017年6月

君臨する男。寵愛される女たち――。谷崎潤一郎が晩年に作り上げた理想の〈家族帝国〉で繰り広げられる妖しい四角関係の行く末とは? 桐野夏生が、日本文学史上最も危険で貪欲な文豪の「業」に焦点をあて、新たな小説へと昇華させる!

                    (中央公論新社HPより)




谷崎潤一郎の作品って実はあまり読んでいない。

細雪は、若い頃読んだけど、これ読んだらもう一度、読んでみたくなった!


物語は谷崎潤一郎の妻の妹・重子の語りで進む。
重子は谷崎の<細雪>の三女・雪子。
谷崎は、モデルは重子だと自ら認め、重子に対して「好きだ」とも言う。
それは妻の妹としてなのか、一人の女性としてなのか??

しかし、重子は義兄のことを生涯、慕い続ける。


谷崎って本当にこんな感じの人だったのかなぁ~?

巻末の謝辞の名前にドキッ!
渡辺千萬子さん、高萩たをりさん・・・・ええ?実際に親族に取材したって
ことかなぁ~?
正に、デンジャラズ!

でも、面白かった!


                       ★★★★
 
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発行年月:2017年1月

 あなたにも、「忘れられない夢」がありますか。見知らぬ橋で、いつか訪れるはずの誰かを待つ男。父親から命を受けた幼い息子が赴く上総の海。今際の際に現れた、思い出を食べる伝説の動物――。100年の時を超え、夏目漱石『夢十夜』にインスパイアされた10名の人気作家が紡ぐそれぞれの夢物語。「こんな夢を見た」の名文句に始まる珠玉の10篇を編み込んだ、儚くも美しい、夢アンソロジー。

                    (新潮文庫HPより)



阿刀田高・・・夢一夜

あさのあつこ・・・厭だ厭だ
西加奈子・・・小鳥
萩原浩・・・長い長い石段の先
北村薫・・・指
谷村志穂・・・こっちへおいで
野中柊・・・柘榴のある風景
道尾秀介・・・盲蛾
小池真理子・・・翼
小路幸也・・・輝子の恋



眠れなくなるほどじゃなかったかな?
それぞれ面白かったけど・・・
怪しいかんじの話、ちょっと哀しい恋の話とか。

道尾さんの<盲蛾>が、ちょっと薄気味悪かったけれど、一番話として
印象に残った。
盲目の女と男。二人の関係がなんともねっとりと気味悪く
最後は蛾になったのに、蝶になったと思って蜘蛛になった男に食べられることを
望む・・・キャ~
映像化したらホラーだな。
この話を最後に読んだら、変な夢を見そう・・・・^^;


                         ★★★



発行年月:2017年6月


 歌謡曲の世界が、いま小説として甦る

昭和を彩る歌謡曲を題材に生れた小説たち。「時の過ぎゆくままに」「小指の想い出」など名曲が鮮やかに甦る珠玉の短編集。

                    (文藝春秋HPより)



・人妻ブルース
・時の過ぎゆくままに
・小指の思い出
・東京砂漠
・ジュニィへの伝言
・あなたならどうする
・古い日記
・歌いたいの
・うそ
・サルビアの花


昭和の歌謡曲の哀愁漂うかんじが、どの物語にもあって良かった。

人妻ブルースは、詩のように、毒を含む言い回しが面白い。

その後は短編。

時のすぎゆくままにが最初だからか、印象に残った。
それぞれの妻と夫が重篤な病気で、その見舞いに来た者同士がお互い何となく
男女の関係に。
この後、二人はどうなるんだろ?
本当に好きでというわけではなく、誰か居ないと自分が壊れてしまいそうという
同じような状況から求め合った二人の、なんとも哀しく切ない感じが読んでいて
苦しかったけど、全部読んだら、一番物語といては好きかも。

表題の<あなたならどうする>は
夫と9歳の息子の元から飛び出した女性の話。
トラックで野菜やらを売りに来ていた男の助手席に乗って
ベニバナ栽培をして、その集めた花で染めた布を加工して商品にして
利益を得ている集団のなかで生活することになる。

なんだか、こんな話、どこかでも読んだなぁ~


それぞれの男女は、なんだか幸薄そう。

そんななか最後の<サルビアの花>は、なんだか明るい主人公男性に救われる
感じだったな。


なかなか面白いな、こういうの。


                          ★★★




発行年月:2017年6月
             

一枚の絵が世界を変える――原田マハが描く最高のアートエンタテインメント

ジャクソン・ポロック幻の傑作が香港でオークションにかけられることになり、真矢美里は七人の仲間とある ジャクソン・ポロック幻の傑作が香港でオークションにかけられることになり、真矢美里は七人の仲間とある計画に挑む。一方アーティスト志望の高校生・張英才のもとには謎の集団「アノニム」からコンタクトがあり!? 

                    (角川書店HPより)




今回は、今までの作品とちょっと違う面白さ。
美術の話には違いないけれど、ほぼフィクション(^^)

舞台は香港。
そこで開かれるオークションの目玉としてジャクソン・ポロックの幻の傑作
<ナンバー・ゼロ>が競売される。


ジャクソン・ポロックって知らなかった。
表紙の絵がそれだけど、最初みたとき「?」。
素晴らしさがよくわからない^^;

でもなんだか読み終わった後見たら、違う風に見えてきた!
凄いなこれ!・・・・笑


アノニムは、窃盗集団の名前。
でも、彼らのやっていることになんだか応援したい気持ちになる。
世の中から離れたところに埋もれてしまっている美術品に光を当てるかんじ?
オークションの場面は、面白かった!



アノニムと高校生の張英才の共同作戦は最高!

また違う話で彼らの活躍が読みたいなぁ~。
シリーズ化ありかな?と期待!


                         ★★★



発行年月:2017年5月


 「東京バンドワゴン」シリーズの著者が親子四人の心の機微を鮮やかに描く!

専業作家を目指す父、仕事に復帰した母、小学生の姉と弟。
海辺の町を舞台に繰り広げられる、ひと夏の家族物語。

                  (キノブックスHPより)




会社を辞め離婚して作家活動に専念したいという博明。

妻・恵理佳は、設計の仕事を始め、子どもたち(12歳の風花、9歳の天水)と
暮らす。

夏休み、子どもたちは博明の暮らす浜辺そばの家に。
そこで知り合った博明の知り合いたちと楽しい夏休みを過ごす。



あまりにも綺麗すぎる話。
こんな離婚だったら、誰も不幸じゃないな~。
子どもたちは寂しさを健気に耐えてる感じだけど、仕方ないって割り切って
明るく振る舞っている。
ああ、本当に、博明は我儘な男だ!
まあ、妻も納得して決めた家族の新しい形だからいいんだけどね~


                            ★★★

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