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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2017年5月


 妻子に逃げられた47歳総務課長。選手に電撃引退された女性トレーナー。製薬会社のリストラ候補二人に課された使命は、世界的プリンシパルの高野が踊る冠公演「白鳥の湖」を成功させること。しかし、高野の故障、配役変更、チケットの売れ行き不振と続々問題が。本当に幕は開くのか!? 仕事と人生に情熱を取り戻す傑作長編

                   (新潮社HPより)




主人公の青柳誠一の頑張りに拍手!


突然、上司より課せられたのは、バレエ団への出向。
断ればリストラの危機。

妻が会社のお偉いさんの関係者というのも良くなかったのかなぁ~?
青柳自身にさほど非はないと思うのに、こういう結婚は大変だ^^;。

バレエの知識がなくても充分楽しめたのは良かった!
青柳自身もバレエに詳しくなく、それでも与えられたことをキチンと熟そうとする
真面目さは好感が持てて応援しながら読んだ。


なんとか、仕事をやり終えた後の青柳の今後が気になったけれど、きちんと
評価はされた感じかな?


妻子との関係も少し良い方に向かうと良いんだけど。。。。



                          ★★★
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発行年月:2017年4月

あの子は、私の子だ。 血の繋がりなんて、 なんだというのだろう。 新生児を取り替えたのは、 出産直後の実の母親だった。 切なすぎる「事件」の慟哭の結末は……。 最注目の気鋭作家、渾身の書き下ろし! 帝王切開で出産した繭子は、あるアクシデントと異様な衝動に突き動かされ、新生児室の我が子を同じ日に生まれた隣のベッドの新生児と「取り替えて」しまう。取り替えた新生児は、母親学級で一緒だった郁絵が産んだ子だ。とんでもないことをしてしまった、正直に告白しなければ、いや、すぐに発覚するに違いない……、と逡巡するが、発覚することなく退院の日を迎える。そして、その子は「航太」と名付けられ、繭子の子として育っていく。罪の意識にとらわれながらも、育児に追われ、だんだん航太が愛しくなっていく繭子。やがて四年がたち、産院から繭子のもとに電話がかかってくる。 一方、郁絵は「璃空」と名付けた子を自分の子と疑わず、保育士の仕事を続けながらも、愛情深く育ててきた。しかし、突然、璃空は産院で「取り違え」られた子で、その相手は繭子の子だと知らされる。璃空と過ごした愛しい四年を思うと、郁絵は「血の繋がりがなんだというのだ」と思うのだが、周囲はだんだん「元に戻す」ほうへ話を進める。両家の食事会、バーベキュー、お泊まり……。

                     (幻冬舎HPより)




最初の「残念だったね」・・・・の言葉から

出産した子は死産だった?何か障害がある子だった?
と思ったら・・・自然分娩でなく帝王切開だったという。

自然分娩じゃないと残念なのか????先ずはそこに凄い違和感を
持ってしまいました。


そして、その言葉がとんでもないことを引き起こす。


残念だったねと言われた繭子は、その発言をした郁絵の子どものネームタグを
交換してしまうのだから、ビックリ!!

200数グラム郁絵の子どもの体重が多いこともその要因。


罪の意識を感じながらも子どもたちが4歳になるまで交換したままの子育て。
やがて、病院側から取り違えの可能性を伝えられ、自分の罪を告白する繭子。



子ども達が本当に可哀想。
いったい、どういう風にこの物語の後、成長するんだろ?


嫌な話だった(:_;)



因みに、わたしが最初に勤めた病院の産婦人科病棟では、生まれた赤ちゃんは
ネームタグをつけるより前に油性マジックで脚のひざ下部分に
「〇〇baby」と記入していたので、こういう事態は起こりえない。
ほかの病院ではどうなんだろう?

娘たちを出産したときは、ネームタグだけだったかな?

そう考えると油性マジックで名前は、良い方法だったな。



                          ★★★
 



発行年月:2017年7月


 ときめく「左京区」。誰もが恋したくなる!
舞台は京都、主人公は不器用な理系男子たち――。
みずみずしい恋愛もようで人気の「左京区」シリーズ、5年ぶりの新作。

父親の仕事の都合で引っ越してばかりだった璃子は、4歳の時、引っ越し先の奈良で果菜と出会う。
二人はすぐに仲良くなって、八百屋を営む果菜の家で毎日のように遊んだ。それに時々つき合ってくれたのが、果菜の兄だった。

幼い璃子は、ある日こんなことを言った。
「わたし、お兄ちゃんのおよめさんになる」

やがて璃子は埼玉へ引っ越し、果菜たちと離ればなれになるのだが、高校進学のタイミングで大阪へ来て、再会を果たす。

璃子はそれから「お兄ちゃん」のいる大学へ進学。
4回生になった兄は、大学院進学をひかえて研究に追われていた。

穏やかな学生生活が続いていたが、ある秋晴れの日、二人にとって大きな事件が起きる。

『左京区七夕通東入ル』『左京区恋月橋渡ル』につづく5年ぶりの「左京区」シリーズ最新作は、愛があふれる最高傑作。

                      (小学館HPより)




左京区シリーズ、前2作も読んでいるのに、記憶が薄れていて・・・^^;

でも、初々しい初恋が実るほっこり系の物語。



                          ★★★



発行年月:2017年4月

男たちから次々に金を奪った末、三件の殺害容疑で逮捕された女、梶井真奈子。世間を賑わせたのは、彼女の決して若くも美しくもない容姿だった。週刊誌で働く30代の女性記者・里佳は、梶井への取材を重ねるうち、欲望に忠実な彼女の言動に振り回されるようになっていく。濃厚なコクと鮮烈な舌触りで著者の新境地を開く、圧倒的長編小説

                  (新潮社HPより)



 婚活サイトで知り合った男性3人を練炭自殺と見せかけて殺害したと殺人罪に問われ死刑判決が
下された木嶋早苗を獄中に訪ね取材する女性記者とその周りの人々の物語。


実際の事件はニュースで少し知っているくらいだけど、この物語の中での
梶井真奈子は、独特の雰囲気。
実際の事件のニュースでその容姿を見たとき、わたしも
「なんでこんな体型も顔も10人並み以下の人が婚活サイトで多くの人を虜に
したんだろ?」と不思議だった。

物語を読んで、その謎が少しだけ解けたような・・・。


真奈子の家族に接触を試みた、理佳の友人で元記者の伶子の場面は面白かった!
凄い度胸だなと感心。
記者魂恐るべし。


殺人事件の被告の真奈子だけど、自身が殺したという意識はなく
罪も感じていない。
正当化するのが巧いのか、本当にそう思っているのか?

物語を読んで改めてこの事件のことを詳しく知りたりと思ったりもして。


真奈子を取材した里佳と伶子が、それぞれのパートナーと新しい関係を
築くキッカケを得たのは良かったかな?

表題のBUTTER・・・・この物語にはこれしかない。

想像していた物語とは違ったけど、まあ面白かった。




                            ★★★


発行年月:2004年2月

 失踪した作家が残した原稿。そこには、二十五年前の少女誘拐・監禁事件の、自分が被害者であったという驚くべき事実が記してあった。最近出所した犯人からの手紙によって、自ら封印してきたその日々の記憶が、奔流のように溢れ出したのだ。誰にも話さなかったその「真実」とは……。一作ごとに凄みを増す著者の最新長編。

                     (新潮社HPより)





10歳の時、誘拐され監禁状態で1年1か月、ケンジという男の元で過ごした

経験を持つ、景子。
現在は作家として名も知られているが、25年前の事件の被害者が自分だとしたうえで
ケンジと過ごした日々を「残虐記」とタイトルをつけた原稿にし、失踪。

景子の夫が、妻の無事を祈り捜査依頼し、この原稿の存在を明かす。


ああ、気味が悪い物語でした~。
ケンジと景子の1年間の暮らしぶりは、想像していたものより酷くはなかったけれど
その周りに居た大人たちの存在が後で鳥肌ものだった!

そして、最後にわかる景子の夫が・・・・えぇ~っ!という人物で
気味悪い人の中にその人も入っていたので、またまた鳥肌が・・・・。


被害者の景子も、被害に遭ったことは気の毒だと思うけれど
なんだか、よくわからない人。

一体どこに行ったのかも分からず仕舞いだし・・・・

謎が残る不可解で気味が悪い物語。

この本の装幀もすごい。

表題のインパクトをさらに盛り上げる気味悪さ。


兎に角、全部が全部、気味悪い・・・・・・でも、一気読みでした^^;
さすが桐野さん!!



                         ★★★
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