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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2024年1月


大手広告代理店を早期退職したキョウコは、相も変わらず古いアパート「れんげ荘」で
貯金を切り崩し、月10万円の暮らし。
キョウコは、老後に少々不安を感じながらも、兄夫婦のところに、
突然やってきたおネコさま御一行、「れんげ荘」の住人で人生の先輩の
クマガイさんと一緒の楽しい外食や季節の花などに心癒され、
日常の暮らしに喜びを感じながら、今日も楽しくのんびり生きています――。
「人間やネコたち、みんなが楽しそうにしているのを見ているのが幸せだ」
無職のキョウコさん、ひとり気ままに隅っこ暮らし――。
心やすらぐ書き下ろし長篇。 大ロングセラー「れんげ荘物語」シリーズ、
待望の第8弾。

                      (角川春樹事務著HPより)





図書館棚で見つけて「あれ?読んでないかも・・・」と。

先に9弾を読んでいるので、「ああ、なるほど、こういうかんじだったんだ~」
と。
チユキさんが段々、恋人の嫌な部分が鼻についてくるかんじが現れてるなぁ~。

キョウコさんは、変わらずの生活だけど、風邪をひいた辺りでだいぶ
弱気になってきたかんじ。
これから老いていくという現実を憂いている?

今回はお兄さん家族とお正月の食事に呼ばれて一緒に過ごす場面から。
甥のケイと姪のレイナも集合して、お兄さんの家で飼っている猫3匹も
揃っての賑やかな食事風景。
楽しいけれど、帰宅して一人になると、ちょっと寂しいかんじになったり・・・


クマガイさんも相変わらず活動的でいいけれど、やはり自分より年下の人が
急に亡くなったりで気落ちしたり・・・・


色々、ありながらのれんげ荘の3人の暮らし。

最新巻はまた年明けかな?
楽しみなシリーズ♪



                         ★★★
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発行年月:1965年2月 (単行本は1955年、2002年31刷 改版)


突然解雇されて子供とプールで遊ぶ夫とそれを見つめる妻――
ささやかな幸福の脆さを描く芥川賞受賞作「プールサイド小景」等7編。


               (新潮文庫HPより)



以前、教科書に載った名作みたいなので著者のことを知り
文章が読みやすく、人の心の機微をうまく表現していていいな~と
思ったので、こちらを借りて読んだ。

7編の短編集だけれど、どれも日常のどこの家庭にもあるような
場面を書きつつ、登場人物たちの心の内に抱えているちょっと
重たいものもうまくそこに表していて、面白かった。


<舞踏>
結婚5年の夫婦。3歳の娘がいる。
夫は市役所に勤めているが職場の19歳の女性と親密な仲。
夫は妻も愛しているのだけど、19歳の女性との付き合いも
止められず妻には隠しきれていると思っているが妻はすべて
気づいている。

この夫婦、このあとどうなるの?


<プールサイド小景>
夫は、知り合いが学校の水泳部の指導をしているプールへ
小学生の息子2人を連れて練習させに行く。
妻が犬を連れながら、迎えにきて、帰っていく。
それをプールサイドから見ている知り合いは「生活らしい生活だな」と
思うが、実は夫は18年勤めてきた会社の金を使い込み
クビになったところ。

これまた、このあとこの家族、どうなるの?


<相客>
色々な場面で乗り合わせた乗り物で小耳にはさむ誰かのはなし。
大したことない内容なのに、なんだか笑える

「グッドモーニング・ツーユー」が
「雲に露」に聞こえたというところは、なるほど!!と感心。


<五人の男>
色々な気になる男たちのはなし。
・貸している部屋の真ん中で毎日、お祈りする男
・バスの中で「愛媛」が読めなかったばかりに何やら一緒の女性に責められて
いる男
・以前は太っていたのに戦後に会ったら痩せていて、喘息でソ連で発明された冷凍植皮
の手術を受けたという男
・川に落ちた息子が、死んだと思った瞬間、息を吹き返したんだという男
・ガラガラ蛇に自分の腕を咬ませて実験した男

どれもちょっと可笑しい


<イタリア風>
2年前東海道線の下り列車のなかで知り合ったアンジェリー氏と会話したことで
その後も再会する約束をし、1か月後の、東京のホテルで会った。
夫婦でアメリカに行くことになったら、自宅に招待したいとアンジェリー氏から
連絡があり車で迎えに来てもらい、彼の両親の待つ家へ。
両親はイタリアから移住してきた人たち。

2年前、会った時は夫婦でいたアンジェリー氏が今は妻とは別居で
両親と末の妹(大学生?)と暮らしている。
アンジェリー氏の身の上話が気になるところだけれど・・・


<蟹>
漁村の小さな町に泊まりにきている家族たち。
セザンヌの部屋、ルノワールの部屋、ブラックの部屋。
それぞれに子どもたちがいて、賑やか。

和気あいあいとして楽しい


<静物>
釣り堀に行こうと小学1年生の子が父親を誘い
渋々出かける父子。
小さな金魚が1匹釣れて、家に持ち帰る。
男の子が捕まえて空き缶に入れておいたミノムシが居なくなる。
家族で探すけれど、見つからず・・・・
が、ある日、蓑をまとったミノムシが部屋の隅でぶら下がっているのが
見つかる。



全部、なんてことはない話なので、感想が書き難い・・・(^^ゞ
でも、なぜか、惹かれる。
昭和の時代、自分が小学生の頃のいろいろな風景が頭に浮かんできて
懐かしい気持ちになる。


何か長編を読んでみたいなぁ~。



                    ★★★★





発行年月:2025年8月


本書は、国立西洋美術館を題材とした2部構成の絵本です。
作家の梨木香歩が文を紡ぎ、「リサとガスパール」シリーズでお馴染みの画家
ゲオルグ・ハレンスレーベンが絵を手掛けました。
第1部は「電車に乗って美術館にきた ある母子の話」。
美術館にきた男の子がお母さんとはぐれてしまうところから物語がはじまります。
あひると印象的な瞳の女の子、謎めいた紳士に導かれ、
やがて男の子は一枚の絵と出会います。
第2部「西洋美術館クロニクル」は、大人の読者に向けたエピローグとして
お楽しみいただける物語です。
遥か東の国に、西洋絵画を展示する美術館が生まれるまでの歴史を、
ファンタジーと現実が交錯する詩的な語り口で描きます。
数奇な運命を辿ってやってきたコレクションは、森のはずれの美術館で
「西洋のかけら」としてきらめき、そこでは“東”と“西”が静かに見つめ合っています。
そんな特別な場所で、人が絵と結ばれることの喜び、
そして大切なものを見出すことの幸せを、
二人の名手が静かな力強さで描き出しました。
美術館で絵画と向き合う時間の豊かさを深く感じることのできる絵本です。



               (ブルーシープ株式会社HPより)





国立西洋美術館、いつか訪れたいなぁ~。

西洋の絵画をあれこれ堪能したい。

この本で男の子が惹かれたあひると女の子の絵も実物をみたい!

美術館の建築も興味ある。


森のはずれにあるって、周りはどんなかんじなんだろう?

東京と離れているところに住んでいるので、想像がつかないけれど・・・・
実際に訪れたときの、それも楽しみ。




                      ★★★



発行年月:2025年10月


「男とか女とかじゃないのよ、文学に魅入られているか、いないか、なのよ」。
女性作家が「女流」と呼ばれた時代、文学に身を捧げた女たちの創作の業を描く、
著者40周年記念作。


                  (河出書房新社HPより)


<第一章2015>
女性作家・河合理智子(88歳)の告別式。
その場に参列した作家は3人だけ。
若い頃から交流を続けていた、鈴木しょう子(86歳)と
理智子を慕ってきた親子ほどの年の差のある山下路美と玉川桜子。
生前、この3人以外の作家は呼んでくれるなと言い遺していた。



<第二章2007>
女性作家・高柳るり子の葬儀があった。
作家仲間であった川津直太郎があれこれ思い出すこと。
夫婦で別々の会社で編集者であり高柳るり子とも仕事を通じて
深くかかわった本橋良江と高田俊が思い出すこと



<第三章2023>
2年前に亡くなった女性作家・森羅万里のお別れ会のあと
秘書として森羅万里から信頼されていた中条佳代が語る
森羅万里の生き様




名前は変えて、ちゃんとモデルになっている作家がいたみたい。

森羅万里は、瀬戸内寂聴
河合理智子が河野多恵子
高柳るり子が大庭みな子


瀬戸内寂聴さんしか知らない。
これを読むと三人それぞれ個性的。
それぞれ、編集者とは深い信頼関係があった様子

そして、それぞれ、お互いを凄く意識している様子もわかった。
良い作品を仕上げるには良い編集者が必要なんだな。。。


晩年の寂聴さん(92歳)が親交のあった二人のことを書いたのが「いのち」

という書らしい。
今度、読んでみたい。


著者の山田詠美さんは山下路美かな?
アメリカで暮らした経験があったと書かれていたから・・・
                      

               
                         ★★★



発行年月:2024年10月


ベストセラー『ひと』の著者による
じんわりと心に染みる家族小説
東京の町なかにひっそりと佇む「日比野豆腐店」。
店主の清道を亡くした日比野家は、
厳しいながらも手を取り合って店を切り盛りしていた。
店を終わらせようとしている祖母の初。
亡くなった夫の代わりに店を続けたい母の咲子。
店を継ぎたいのかどうか、将来に悩む令哉。
そして、「ある人」と一緒に三人を見守る飼い猫の福。
「日々の豆腐」という意味も込められた豆腐屋で、
ひたむきに生きる人たちを描いた心揺さぶる家族小説。


               (徳間書店HPより)





名前は知っていたけれど、読んだことはなかった作家さん。

ほのぼのとした会話などがよかった。


豆腐屋の三代目にあたる店主がコロナで亡くなり、その母親と妻が
頑張っている。
高校生の息子・令哉もときどき店番を手伝う。
近所の常連さんや、ネットで知ったというお客さんなどなど
お客さんとの会話も楽しい。


朝は早くに起きて準備して手づくりで作れる数も限られていて・・・
値段はスーパーの豆腐よりずっと高いは、当然。
味も格別なら文句なし。


近所にこういうお豆腐やさんあれば常連客になりたいところ。
時々、移動販売の車で売りにくる豆腐は、ちょっと買うのに勇気いるので
買ったことないけれど・・・


話の間に入る飼い猫の福の人間観察的な話もよかった。
福には、亡くなった三代目が家族の会話の場面を微笑みながらいつの
間にか居るのが見えているそうで、おもしろい。


他の作品も今度、読んでみよう。




                     ★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

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