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読んだ本の感想あれこれ。
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c17fcdca.jpg    発行年月:2005年8月


    増加する若年齢層の自殺を防ぐため、
    政府は青少年自殺抑制プロジェクト(YSC)を
    立ち上げた。

    しかし、そのYSCの実態は、実に恐ろしいもの。




小学生~中学生の子ども達には、人気の作家さんみたいですね。
我が家の娘たちもよく読んでいます。

何がいいのか?探りたくもあり、「お薦めがあったら教えて」と、この書を薦められ読みました。

が・・・・わたしには、正直、この作品は、得るものが無かった・・・苦笑。

子ども達が、面白いという意味は、なんとなくわかりましたが・・・。

話の題材は、なるほど、なかなか面白いと思います。
若年齢層の自殺を防止するための、プロジェクトYSC.
その実態は、実に残酷なものなのですが、まあ、そういうのも物語としては良しとしましょう。
しかし、なんとなく矛盾だらけなのです。

冒頭で、そのプロジェクトにより、自殺者減少の確かな効果が表れているとありますが、
この残酷なプロジェクトによって得られたものは、どう使われているのか?
そして、効果があると思われるのに、更にこのプロジェクトを続け、それにより新たな犠牲者を出すのは何のため?

どうも、その辺が、わたしには引っかかり、なんとか最後まで読み終えましたが、正直
「おもしろかった」とは思えませんでした。

しかし、この本の主人公たちと同年齢の子ども達が「おもしろかった」というには、やはり大人には解らない何か魅力があるのでしょうね~。

以前、読んだ「その時までサヨナラ」は、まあまあ楽しめるものだったので、あのような酷な部分もあるけど、何処かで救いのある物語なら、また読んでみたいな。

これは、あまりにも酷な部分ばかりで・・・・^^;

★★
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ラブラブラッキ-さんへ
わたしも苦手ですね~

次女が特にハマってるので「どういうところがいいの?なんでみんなこの人の作品好きなんだろ?」と聞いたの。
そしたら・・・・
「内容がどうかは別にして、話の前置きがあまりなくすぐに本題に入るからわかりやすいんだよね~グロイしエグイしこんなの実際起こったらイヤだけど、こういう事を思いつく事に凄いな!って思うんだよ」と。

次女は、これ読みながら涙流していました。
わたしは半分、白けて読んでいたので、泣くという感情が沸き起こらなかったけど、若者の何かに訴えるものがあるのは確かなんだね。

好き嫌い、はっきり分かれそうな作家さんですかね?
kyoko 2009/07/27(Mon)08:57:01 編集
無題
私はこの方ちょっと苦手です・・・。
数冊読んだことがありますが、よかった!とは
思わなかったです。
実はこの本も読みましたが、途中でリタイア。
確かに若者には受けるようですね。
でもこういう話を息子が面白いっていうようになる日が来ると思うとちょっと複雑です。
でも主人はすごくはまったみたいです。
ラブラブラッキー 2009/07/26(Sun)21:31:59 編集
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