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9f15938e.jpg発行年月:2004年12月


天明六年、江戸を襲った大雨の夜、甥の定次郎を何者かに殺された立原周乃介は、その原因を調べていくうちに、定次郎が米問屋柏木屋のことを探っていたことを知る。柏木屋の主人、仁三郎にはどうにも後ろ暗い過去がある。核心に迫る周乃介の周りで、不穏なことが多発するようになり--------。


鮮烈のデビュ-作、時代劇ミステリ-登場!


                                    
(本の帯文より)

北氏の書は、これで3冊目かな?
やはり時代小説の方がいいなぁ~。

話がわかりやすいので、容易に物語の世界に入り込めます。

最初から、何者かに殺される男の描写。
その殺された男の叔父にあたる男・周乃介が事件の真相と犯人を捜すミステリ-仕立て。

江戸の町の風景もすんなり頭に描写として浮かびます。
長屋暮らしの庶民。

歴史的背景としては田沼意次が罷免され、将軍・徳川家定が没する時。
そして、江戸の各地に起こった大水害。凶作による米価高騰。

そんな時代に庶民が受けた諸々も物語のなかで出てきます。

冒頭で殺された男・定次郎もそんな幕府の大きな変革に巻き込まれたよう。

定次郎と恋仲だった遊女の「沙羅」がなんとも不憫。
遊女になった経緯も、なんとも哀れ。
しかし、どこか落ち着いた品のある佇まい。

甥の定次郎と惹かれあった仲だが、甥の死の真相を追ううちに沙羅とも出会い、周乃介自身も沙羅に惹かれる。
そして、沙羅も。
最初は、定次郎の仇を討って欲しいと願っていたが、やがて周乃介が無事でいてくれる事を願うようになる。

そんな二人が、一時は幸せそうだったのが、少し救いだったかな?
沙羅もその瞬間はきっと幸せだったでしょう。
でも、切なかったなぁ~。

ラストはハラハラドキドキ。

この方の時代物は、やはり素敵!(まだ、これで時代物は2作目ですが・・・^^;)


これ、映像化しても十分、面白そう。

★★★★★

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