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41GG0EBSE9L__SL500_AA300_.jpg 発行年月:2012年8月


五つの謎と一つの恋
恋と占いと謎解きの連作短編集!

カメラマン耕太郎は占い師の桜子の仕事場によくいる。心配性の彼女を思って、客の不幸を的中させないように動くのだ。二人の未来は?

第一話 守りたかった男
第二話 翼のない天使
第三話 ミツオの帰還
第四話 水曜日の女難
第五話 桜の咲かない季節


                                        (講談社HPより)


主人公・乾耕太郎はフリ-の報道系カメラマン。
占い師の深沢桜子(七ノ瀬桜子が仕事上の名前)とは、父親同士が親しくしていた。
耕太郎が中学3年のとき、父が病死し母親の実家のある地に引越しを考えた際、深沢家に下宿の話が進み20歳を機に深沢家を出た。
カメラマンとして独り立ちし、再び深沢家のそばのアパ-トを借りて住んでいる。

桜子の父は天山と名乗り、占いをしていたが、取材で訪れていたインドになぜか合流し、強盗により胸を刺される。
一命を取りとめ帰国はしたが、怪我の後遺症で襲われてから1年後に亡くなった。

桜子と耕太郎は以前から好意をお互いに持っていた。
耕太郎は桜子をいつも見守るかたちでよく【占い処七ノ瀬】に顔を出している。
占いの客に降りかかる災いを感じアドバイスをする桜子を影からみて、その客のその後を追跡したり・・・。


最初の二つは、占いに来たお客の話。
三番目<ミツオの帰還>は12年前のホ-ムレス襲撃事件の犯人と噂されていた当時の素行不良の少年・光男と桜子のこと。
なんだか後味が悪い話でした。

四番目の<水曜日の女難>は留守番中の占い処に来た女性・笹森陽子は、耕太郎にしつこくアタックしてくる。スト-カ-まがいの行為をしたり怪しいかんじだったけど、その理由は、復讐だったという話。
陽子にとっては不運では済まされない耕太郎の撮った写真。

最後は表題作<桜の咲かない季節>
桜子と耕太郎の関係が進展したかんじのラスト。
二人は新たな生活をスタ-トさせるのかなぁ~という思わせぶりなラスト。
う~ん、続編があるといいのにな・・・・。

ちょっとしたミステリ-ありの連作短編集。
なかなか良かった♪


★★★★
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