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読んだ本の感想あれこれ。
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41PVEYS3DeL__SL500_AA300_.jpg 発行年月:2012年8月

国有化、反日デモで中国軍が動き出す!

2012年、中国は尖閣諸島を「核心的利益」と言い出し、「(尖閣に)軍が施設を作れ!」と軍幹部が号令した。そして日本の国有化で反日デモが巻き起こり、中国海軍のフリゲート艦も進出して、尖閣海域は緊張が続く。中国は潤沢な予算で空母やイージス、ステルス艦などの新鋭艦の開発、配備を進めている。日本は経済に次いで海軍力でも中国に凌駕されるのか?漁民に偽装して中国軍が出てきたら、領土問題ではアメリカも動きにくく、日本独自で対処せざるを得ない。そこで、かつてソ連の潜水艦をオホーツク海に封じ込めてきた元海将(少将)の著者が、日中の海軍力を徹底分析し、起こりうる海戦の様相と自衛隊の戦い方を明かす。「海軍力とは武器の数やカタログ性能ではなく、戦略と統合運用能力による。勝利のカギは海自の新型潜水艦が握ると思う」(著者)

                                       (小学館HPより)


〔プロフィ-ル〕
昭和11年、鹿児島生まれ。
35年防衛大学校卒(第4期)、海上自衛隊入隊。
対潜哨戒機パイロット、在米日本大使館駐在武官、第5、第4航空郡司令、
昔の陸・海郡大学校を統合した学校に相当する統幕学校副校長として
高級幹部教育に従事する。
退官後、NPO法人岡崎久彦研究所複理事長、日本戦略研究フォ-ラム監事。
海軍戦略、中国海軍分析のエキスパ-ト。
何度か訪中し、中国軍幹部と激論を交わす。



専門的な話が多いのですが、述べたいことはストレ-トに伝わってきました!
著者が言いたいことは大きくは3つ。
・尖閣諸島の領有を叫ぶ中国の真の狙いはなにか?
・中国海軍の実力とはどのくらい?
・日本の防衛力はどうあるべきか?


読んでいると、日本政府が中国が主張する領有権問題そのものが存在しないと冷静に対応していることが果たして正しいのか?と思えてくる内容でした。
中国は強行突破で尖閣を獲りに来るという危機感を国民も少しは危機感を持って考えるべきなのか?
そうした場合、日本の自衛隊がどう動くかがカギ。

最初は軍として獲りに来るわけではなく、漁民として尖閣諸島に接近し、上陸するするだろう。
そのときに、ナンとしても阻止しなくてはならない。

本書第7章では、中国が獲りに来たときをシュミレ-ション化した物語を載せている。
シュミレ-ションのように奪還出来ればいいけれど、そうでなかったら・・・・と考えると恐ろしい。


野田政権では、あまり動きがなかった尖閣諸島問題だけれど、
時期政権を執るであろう自民党にはそのへんも毅然とした対応で臨んでほしいと思う。

自民党の公約を見てみると・・・・
「尖閣諸島の実効支配を強化し、島と海を断固守ります」と書かれている。

何らかの形で尖閣諸島に日本の領土だと示す建物なり、形になった実行支配がされるべきなのかも。
そのためには、今の自衛隊のあり方も見直さなければならないこともあり
難しい問題もあるけれど、いざとなったらアメリカが味方してくれると考えるのは
間違いとなると・・・・・。


読みながらいろいろなことを学び、いろいろなことを自分なりに考えました。



 

★★★★

 

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