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読んだ本の感想あれこれ。
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141e3641.jpeg発行年月:2012年9月


職業メンテナンスマン。仕事場は、宇宙(そら)!

2031年、原田拓海は宇宙へ上がる。
天に向かい、まっすぐ伸びていく<宇宙エレベーター>で。
誰もが宇宙へ行ける時代の到来。夢のその先には、誰も味わったことのない未知なる“お仕事”が待っていた!
新時代の“お仕事”エンターテインメント!

子供の頃から宇宙へ行くことを夢見ていた原田拓海。高校生の時、身長が規定オーバーの192cmを超え、宇宙飛行士の夢は潰えた。だが、2031年、かねてから開発中だった地上と衛星軌道のステーションを結ぶ<宇宙エレベーター>が完成する。誰でも宇宙へ行ける時代の到来。拓海の夢は途絶えてはいなかった。天に向かい、まっすぐ伸びていくケーブルで、拓海はついに宇宙へ上がる。


                                   (講談社HPより)

 


スケ-ルの大きな話でした!!
物語の舞台は宇宙。
宇宙エレベ-タ-を保有する唯一の会社に勤務する主人公・原田拓海(32歳)。
宇宙飛行士になるのが夢だったが・・・慎重195cmは規格外。
JAXAも NASAも宇宙飛行士の採用資格は身長に関して158cm~190cmと決めているらしい。
宇宙で仕事をすることを諦めきれない拓海は、
宇宙エレベ-タ-を支えるメンテナンスマンの道を選んだ。

幼馴染の篠原真人も同じ仕事場。
常に冷静な判断でリ-ダ-的存在。
ほかのメンバ-も魅力的。

次々起きる問題に対応するメンバ-たち。

宇宙ステーションが太陽の熱で温度が上がらないように守るラジエ-タ-の故障から始まり、宇宙葬として打ち上げられた棺桶が軌道を外れたのを直すために捕まえて軌道修正。
これだけでもすごいのに、その後は殺人事件。
爆発予告のテロ事件と続きく。

緊迫した状況のなかで、メンテナンスマンたちが懸命に問題解決のための意見交換をし働く仕事ぶりが格好いい!!
問題は、解決するのだけど、テロ行為がどうして起きたのか?
はっきりしない部分もあって、やや消化不良気味かな~?

でも、なかなか面白かった!!

メンバ-たちの人間関係もなかなか良いし、拓海とメグの関係も進展する可能性があったのに
このままお終い??とちょっと肩透かし。

これは続編を書いて欲しいなぁ~。

しかし、工学部卒でエンジニア経験もある著者だからか、専門知識がすごい!
参考文献も多いからいろいろ下調べもされての執筆活動なんでしょうけど、
今後の作品も期待してます!!


                                         ★★★★




 
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