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読んだ本の感想あれこれ。
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41fqhqAZfZL__SX230_.jpg   発行年月:2012年6月


   他人の秘密。それは、震えるほどの興奮------。



大学院生・白石珠は、ある日ふとしたきっかけから
近所に住む既婚男性・石坂を尾行、表参道で不倫現場を目撃してしまう。
同棲中の恋人・卓也への浮気疑惑にとらわれながらも、
石坂への尾行を繰り返す珠だったが------。


                                   (角川書店HPより)


なかなか面白い話でした。
ちょっと今までの小池作品とは違うかんじでしたが、わたしは楽しめました。

主人公・白石珠は25歳の大学院生。
母親は既に亡くなり、父親は遠くドイツで恋人と暮らしている。
珠は27歳の卓也とマンションで同棲中。
父親からある程度の仕送りを受けながら、結構、お気楽な身分というかんじ。
卓也は53歳の女優・三ツ木桃子の専属運転手兼雑用を仕事としている。

物語は、珠がかつて大学での講義で、篠原教授が言っていたソフィ・カルの<文学的・哲学的尾行」をふとしたキッカケで試してみたくなるというところから始まる。
尾行というと、何か下心ありのような感覚を覚えますが、こういう設定でだと何か正当化されてしまうようなかんじ。
しかし、尾行される側の近所の既婚男性・石坂史郎(45歳)にしたら迷惑な話。
浮気相手とのことまで知られてしまうのですから・・・・・^^;

そして珠自身も尾行をしながら、恋人の卓也と桃子の関係を妄想し、不安に駆られ悩む。

珠のいろいろな気持ちの葛藤が読んでいて面白かった。

意外だったのは、ラスト近く、ついに石坂に尾行を気づかれ、呼び出され「理由を教えてくれ」と言われるところ。
もっと修羅場状態になるかと思いきや・・・・・。

石坂って変な男だな。
妻に浮気がばれ(珠のせいでは決してない)、救急車で妻搬送の事件まで起きながら浮気相手との関係は続行されてるかんじだし・・・・。

そして、珠も尾行癖がついたのか??という終わり。

う~ん。よくわからない人たちの変な話だったな。

でも、物語としては結構、面白く退屈しなかったのは、やはり著者の筆の巧さかな?


物語のテ-マになっている「文学的・哲学的尾行」もよくわからないけど、なんだか気になる。
ソフィ・カルという芸術家にもちょっと興味を覚えた。
ソフィィ・カルの書いた「本当の話」も今度、読んでみようかな?


★★★
 
 
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