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読んだ本の感想あれこれ。
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51VDTVFK57L__SX230_.jpg   発行年月:2005年5月


   公園のベンチに座る、気になる“あのひと”の正体は?

   ファミレス常連客のあの老人。
   でも公園のベンチで見かけるときとあまりにも印象が違うのはなぜ?
    日常を見すえた新感覚ミステリー


                        (文藝春秋HPより)



主人公の七瀬久里子(21歳)は服飾関係の専門学校を卒業したが、思うような会社に就けずファミレスでバイトをしている。
バイト先のファミレスに常連の気になる老人・国枝。
いつも同じ席で外を見ながらコ-ヒ-1杯で数時間。
そんな老人と飼い始めた犬の散歩で訪れた公園で会い、会話をするようになる。

会話する老人は穏やかで、久里子のちょっとした相談にも的確なアドバイスをくれる。

そんなとき、公園内で犬の死体を見つける。
明らかに誰かに頭を痛めつけられた様子。
老人の推理によって犯人がわかる。

次はファミレス内で起きた事件。
お客から食べたものが変な味がすると何度か指摘され、警告文のようなものが届く。
これは久里子の推理が働き解決。

そして、最後の事件は、ファミレス近くに住む小学3年生の男の子の誘拐事件。
久里子が親しくしている老人が容疑者になっている。
やがてそれも解決し、老人は犯人ではなかったが、老人が男の子を連れ出したのは事実で
それには理由があった。

それから・・・・久里子が親しくしていた老人は国枝という名前ではなく、赤坂一郎というらしい。
そして本当の国枝から聞いた彼とのこと。


ラストには、再び赤坂が登場か?という終わり方。
これは続編を続けて読まなきゃ!

ホントいうと続編の方を読もうと思っていたら・・・・
それが続き物と知ったので、慌ててこちらを先に読んだ次第です^^;


久里子も念願の服飾関係の仕事に就けた様子だし、浪人中でやや引きこもり状態だった弟・信にも少し明るい展開が起きそうなので次の話も楽しみです♪



 

★★★★

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