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読んだ本の感想あれこれ。
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41PJ0eF2xGL__SX230_.jpg   発行年月:2007年5月


   人間が駄目になってしまうのなんて、簡単だ-----

  せっかく正社員になって頑張っていた会社を
  リストラされた久里子は実は
  自主退職扱いになっていたことを知る-----
  その悲しい真相とは


                           (文藝春秋HPより)


「賢者はベンチで思索する」の続編。
図書館本を続けて借りることが出来てよかった(^^)

主人公の七瀬久里子は、前作のラストでやっと自身がやりたかった服飾関係の仕事に就けた。
しかし、2ヶ月で突然の上司・木村から解雇の通達。
木村のことは憧れていて自分も早く追いつきたいと思っていたのに・・・・。
再び就職先を探す立場になるが、両親にはなかなか本当のことを言えず、出勤時間に家を出て一日、時間を潰す日々。
そして、再び、赤坂氏と会う。
前作で行方がわからなくなってしまった赤坂氏登場!!
家族には言えないリストラのこともすんなり言えて、自分の解雇にまつわる疑問にも一緒に考えてくれる。
いつも冷静沈着なアドバイス・・・・心強い知り合いがいていいなぁ~。
そして、リストラに隠された真実。
ああ・・・・そんな理由だったとは・・・・。
久里子が気の毒過ぎる。
しかも受け入れるとは、ちょっと人好し過ぎないか?(笑)
でも、ま、戻ったところでややこしそうだからな~。

そして前作から、ちょっと良い関係になりつつあった弓田との関係は、彼が調理の勉強のためイタリアへという遠距離の関係になってしまっていたけど、親交は更に深まってよいかんじでした(^^)
一時ライバル登場か?と思う弓田実家の隣に住む明日香の登場があって、やきもきしたけど、それもなんだか新たな人間関係が出来た風で面白かった。

そして、ラストは、またまた赤坂氏がどこかに行っちゃったぁ~(;O;)
明らかに狙われたように車に当てられ入院し、その治療中だったのに。

入院中、久里子に頼んだ「歩道橋の街灯を壊してほしい」の依頼の意味も最後にわかった。

赤坂氏の優しさにジ~ン。
それにしても、赤坂氏の正体がますますわからなくなった。

なぜ、また姿を消したんだろう??
気になる!!

続きを早く読みたいです!

物語としては先の「賢者は・・・・」の方が面白かったかな?
こちらはミステリ色もやや薄いかんじなので・・・。



 

★★★

 

 

 
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