忍者ブログ
読んだ本の感想あれこれ。
[693]  [692]  [691]  [690]  [689]  [688]  [687]  [686]  [685]  [684]  [683
41aJGbw6yZL__SS400_.jpg発行年月:2011年8月


悪夢の事故が町を呑み込み、その直後、春子は生まれた。私は人の面を身につけながら、私と妻と娘、3人の家を守る。そう決めたのだ……
震災後の世界に贈る、破壊と再生の物語。



                      (河出書房新社HPより)




主人が図書館から借りて来ていたので、読んでみた。
表紙のかわいらしいかんじとは、全く違う内容で、ビックリ!

そうか~これは3・11のことを思って書いた物語だったのかぁ~と後で納得。

最初は、ほのぼのとした父と娘の描写。
母親はどうしたんだろ?と思っていたら・・・
え?天井と同化してる!?

そして、オバケの存在が普通にあって・・・見た目は人だけど、違う者の存在があり・・・・
SFのような、ホラ-のような・・・
幻想的な部分もあったりで、とても変わった世界がありました。

まさに想定外の物語。

物語のなかで、そんな世界が出来たのは、巨人化したものが起こした事故が原因とされている。
それは原発と置き換えられる。

そんな不思議な恐ろしい現実のなかにあっても春子の無邪気な可愛らしさがまぶしい。
子どもって、やっぱり希望なんだなぁ~なんてしみじみ感じた。


★★★★
 
 
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
mail
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4
7 8 10 12 13
14 19 20
24 26 27
28 29 30
メ-タ-
kyokoさんの読書メーター
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[09/20 kyoko]
[05/23 のぶ]
[09/15 kyoko]
[09/14 ひろ]
[03/06 kyoko]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kyoko
HP:
性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;

バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア

Copyright (c)本を片手に・・・ All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  image by Night on the Planet  Template by tsukika

忍者ブログ [PR]