忍者ブログ
読んだ本の感想あれこれ。
[73]  [72]  [71]  [70]  [69]  [68]  [67]  [66]  [65]  [64]  [63
70aeddf8.jpg発行年月:2009年1月

昭和41年の東京下町。
山形・酒田から出てきた受験浪人生の康夫は、
住み込みの<個室あり>のふれ込みに惹かれて、Y新聞販売店で働くことに。個室といっても段ボ-ルで仕切られただけのもの。
同じように住み込みで働く仲間と、配達先で出会う人々との関わりを描いた青春小説。



著者の北氏は、確か山形県酒田の出身。
以前、読んだ「汐のなごり」でも故郷の物語を書いていました。
故郷の酒田が、きっと好きなんですね。

「汐のなごり」は時代物でしたが、こちらは、ちょっと前の話ですが現代物。

主人公の康夫が、40年前のことを振り返るという形で物語が始まります。
昭和41年の東京といえば、ちょっと前に読んだ奥田英朗の「オリンピックの身代金」と同じ時代。
ちょっと共通するような話もありました。

大学受験に失敗し、故郷で浪人生活をしても合格の見込みは少ないのでは?と考えた康夫は自分の意志で東京に出て、そこの予備校に通うことに決めます。
国立大学入学を目指して。

目標に向かって、慣れない環境でヘトヘトになりながらも懸命に生きる主人公の姿は自然と応援したくなります。
でも、途中、配達先の高校生・サキと出会い、恋に落ち、一時、勉強よりデ-トに夢中になるところでは、苦笑い。
ま、若いから仕方ないけど・・・^^;
でも、これがまた一大事へと発展するのでハラハラ。

出てくる人たちが、一風変わっていて、可笑しい。
でも、みんなそれぞれ夢に向かって真剣に生きてるんだろうな~。

そんななか、浪人生の矢田は、気の毒だったなぁ~。
東大合格後、3ヶ月で休学しその後、退学・・・しばらくして、再び受験、合格・・・・でも入学手続きせず・・・なんで!?
その理由は、哀しい。
勿体無いなぁ~。なまじこんなに頭良くなかったら、別の人生あったかもしれないのに。
でも、それは矢田の性格だから、同じなのかな?
なんて、主人公・康夫の将来よりも、こちらに興味の矛先が変わりました。

最後、再び、現在の康夫に戻って語る話しで、あ~みんなそれぞれ大人になったのね?
と嬉しかった。

表題の「鳥かご」読む前は「なんのことかな?」と思いましたが、なるほど!
ま、これはすぐ分かることですけどね。

★★★
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
mail
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
05 2017/06 07
S M T W T F S
1 2 3
4 5 8 10
12 13 15 16 17
19 21 23
26 27 28 29 30
メ-タ-
kyokoさんの読書メーター
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[09/20 kyoko]
[05/23 のぶ]
[09/15 kyoko]
[09/14 ひろ]
[03/06 kyoko]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kyoko
HP:
性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★なんとか最後まで読み終えた
★途中放棄^^;

バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア

Copyright (c)本を片手に・・・ All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  image by Night on the Planet  Template by tsukika

忍者ブログ [PR]