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読んだ本の感想あれこれ。
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d8585d54.jpg発行年月:2006年2月


世界的ベストセラ-『悪童日記』の著者による初めての自伝

祖国ハンガリ-を逃れ難民となり、
母語ではない「敵語」で書くことを強いられた、
亡命作家の苦悩と葛藤を描く

                    (本の帯文より)


文芸誌の紹介文に惹かれて読みました。

1956年、ハンガリ-動乱時にまだ生後数ヶ月の娘を抱いて夫と共にスイスに亡命した著者。

彼女の幼い頃からの記憶を辿りながら、話は進みます。
幼い時は本を読むことばかりしていたが、やがて物語を作り、人を喜ばせることに自身も喜びを得たと。
しかし、国内は他国の軍に占領され、敵語であるロシア語を学ぶことを学校で強いられ、また成人した後、フランス語圏に辿り着いたら、今度はフランス語を生き延びるためには取得しなければならない事態。

話すことは、割とすぐ出来ても、読むこと、まして書くことに関しては遅れる。
自分のなかで、祖国の言葉が殺されていくようと書いている著者の言葉は痛烈。

歴史的背景をみても、一生日本で暮らす日本人には、こういう経験した人いないでしょうし・・・。
想像以上のそこには、苦しみがあったと思います。

しかし、自分は物語をつくり、書くことがしたい!と本来の自分の気持ちを取り戻したとき、ここで書くためには、話せるだけじゃだめなんだ。
文盲のためではいけない!と気づき
26歳で読み方を学ぶための大学の講座に登録し、勉強を始める。

そして、最初に発刊されたのが「悪童日記」とか。

その書は、多くの国の言葉に訳され、世界的ベストセラ-となったそう。

わたしは、まだ読んでいないのですが、近いうちに是非、読みたいと思います。
調べたら、3部作らしいので、根気要りそうですが。

歴史的背景には、過酷なことももっとあったと思いますが、それらにはあまり詳しく触れていません。
ただひたすら、自分が書くことに向かって生きてきた事実のみが記されているかんじ。

100ペ-ジちょっとの短い本なのですが、印象に残る本でした。

★★★★
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