忍者ブログ
読んだ本の感想あれこれ。
[551]  [550]  [549]  [548]  [547]  [546]  [545]  [544]  [543]  [542]  [541
45158ebe.jpg発行年月:2010年12月


中三の春、少女は切ない初恋と未来への夢と出会った。
それは愛と破壊の世界への入り口だった。

恋愛小説の枠を越えた恋愛小説の最高傑作。
デビュー10周年を飾る書き下ろし作品。

                        (中央公論社HPより)


主人公の藤枝黒江は、両親が離婚して母親と二人暮らし。
第一章は、黒江の中学3年生の話。
途中、東京から転校してきた男子・酒井弥生は、父親が亡くなり母親と二人暮らし。
なんとなく似た様な境遇で親近感を覚えつつ・・・・
他の親しかった友達とも卒業と同時にさよなら。

第二章では、高校に進学した黒江。
そこで何となく親しくなった百合。
付き合っているのは、バイト先の店長だったり、年上の男性の友達が多い。
やや気まぐれな性格もあって他の女子生徒たちから敬遠されている存在。
百合の広い交友関係が黒江にも繋がり、学校の友達よりも親密な関係を築いていく。


黒江自身は優しいこ心遣いも出来てよい子だと思う。
第一章の中学時代の友達との様子は学生らしい微笑ましいものもあったけど、第二章では
年上のやや素行の悪い男の子と付き合ったりで、なんとなく危なっかしい。


高校生活のなかで、唯一癒される会話は
写真部を一緒に作ろうと誘ってきた佐々木光太郎との会話。
話し口調も敬語で、彼と黒江の会話は、良かった。

中学時代から写真の魅力に惹かれ、写真家の浦賀仁と文通(?)のような交流を続けていた。

そして、上巻の最後の方で、いろいろなゴチャゴチャなことから逃げるように東京の浦賀を頼って家出してしまう黒江。
高校は中退。
いちおう、母親も納得のもとでの退学だったけど、なんだか惜しいな。
写真部の佐々木との会話をもっと読みたかったし。。。。

浦賀とは運よく遇えて、家に居候させてもらうというラッキ-な展開。

下巻で浦賀との関係がどうなるのか?

高校時代に付き合った男の子たちとは、このままなのか?

気になることだらけ。

早く続きの下巻を読むとしよう!

★★★
 
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
mail
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 6 7 9
10 12 15
17 19 20 21 22 23
25 26 27 28 29 30
31
メ-タ-
kyokoさんの読書メーター
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[09/20 kyoko]
[05/23 のぶ]
[09/15 kyoko]
[09/14 ひろ]
[03/06 kyoko]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kyoko
HP:
性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;

バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア

Copyright (c)本を片手に・・・ All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  image by Night on the Planet  Template by tsukika

忍者ブログ [PR]