結婚後に恋が芽生えたら------

火遊び、裏切り、そして道ならぬ恋----。
結婚後の恋はいけないことなの?
『しずかな日々』『るり姉』の著者が、現代のさまざまな不倫の情景を描く、新境地の反道徳小説!
(角川書店HPより)
リバ-サイドマンションの住人たちのそれぞれのフリン話が短編で語られ最後の話では、その住人たちが年に一度の定例会で集う。
表題どおりのフリンに関する物語が6つ。
「葵さんの恋」は、高校生・真奈美の目線で語られる継父と同じマンションに住む、顔見知りのちょっとお姉さんの葵さんとの関係。
本当に父親でないからか?自身も恋愛中にてその心理が多少わかるからか?激することなく眺めている様子と葵さんの言動がどこか浮世離れしたかんじで、不思議なかんじでした。
確かに不倫というから・・・倫理に反することなんでしょうけど・・・
ここに出てくるフリンを読んでいると、それでも当人たちは純粋に相手を愛しているんだなぁ~なんて思ったりして。
「最後の恋」や「年下の男の子」の主人公たちには、ちょっと応援したい気もしました。
「年下の・・・・」は、フリンとは言い難いけどね^^;
「魔法がとけた夜」のあかりと宗太郎夫婦の結婚って、そもそも間違いだったんじゃないの?
結婚したけど、もしかしたら、こちらの方が「フリン」だったりして・・・・
宗太郎みたいな男性はイヤだなぁ~(-_-;)
最後、マンション住人が集った場所で語られる管理人さん夫婦・新一と絹江の
「二人三脚」もすごい話だったな。
これだけで、長編小説が出来そう!
椰月さんのフリンを題材にしたお話、なかなか面白かった!
いろんな恋の形を楽しみました(^^)
本の装丁もセンスあり!
装画は伊藤直子さん。
デザインは・・・・やはり鈴木成一デザイン室でしたか。
いいなと思うと、大抵、鈴木成一デザイン室だな。
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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