2010年3月、鳩山首相がインターネットの選挙利用解禁について「やらねばならない時代の流れだ」と述べた。早ければ5月にも法案が成立し、7月の参院選からネット選挙が解禁されるだろう。
2009年の総選挙による政権交代の最大の功労者はテレビだった。公職選挙法によって選挙期間中の情報伝達の手段が制限されているため、テレビによる情報が、有権者になによりも大きな影響を与えたのだ。
インターネットの利用が解禁になれば、選挙運動の様相は大きく変わる。情報発信の手段は多様化し、双方向的になる。なによりその手軽さによってこれまで政治や選挙に興味のなかった層を取り込めれば、投票層や投票率が変わり、当選者も替わる。当選者が替われば政治が変わる。
日本はこれからどうなっていくのか。ネット解禁による日本の選挙・政治の変化を考察する一冊。
(PHP研究所HPより)
ラジオで著者が話しているのを聞いて、もっと詳しく知りたいと読んでみました。
丁度、明日は参議院選挙。なんともタイムリ-。
本書は第一部と第二部にわかれていて、第一部では、ネット選挙が解禁されたと仮定してのシュミレ-ション小説になっているのも面白かった。
小説になっていると、わかりやすい!
登場人物は、架空の名前だけど、容易に「あ、これは〇〇党の〇〇元総理だよね?」とかわかるので、自然に実在の人物の顔が浮かんで来ます。
第二部では5つの章にわけて、実際にネット選挙が解禁になると候補者の選挙活動がどう変わる?とか有権者にはどう影響するか?などが詳しく解説されていて、わかりやすく面白かった。
こうして読むと、有権者には良い事の方が多そうだけど、候補者は大変な面も多いな。
好感度が益々重要視されるのかも。
今度の参院選は従来通りの方法でも、早ければ2011年の統一地方選挙からネット選挙解禁になるかも?と選挙プランナ-の著者は語っています。
そうなるのが、少し楽しみのような。
政治に関心なく、投票に行かなかった若年層の票がグンと伸びることは予想出来る。
そうなると、何かが変わるかも?
余談:本書のなかで著者の経歴も少し触れて、キムタクが総理になったテレビドラマ「CHANGE」での選挙指導をしたそうです。
★★★
PR
この記事にコメントする
カテゴリー
フリーエリア
最新記事
(04/18)
(04/16)
(04/10)
(04/07)
(04/03)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kyoko
HP:
性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア