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読んだ本の感想あれこれ。
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9c83d156.jpg発行年月:2009年9月


あいらしく、りりしい野生雪だるまの女の子
雪子ちゃんの毎日には
生きることのよろこびがあふれています

著者が長年あたためてきた初めての長編童話に
オ-ルカラ-の銅版画を添えた宝物のような1冊

                    
(本の帯文より)

ここに出てくる雪だるまの雪子ちゃんは、自然から生まれた野性の雪だるま。

雪子ちゃんは一人で暮らしているけど、お隣の百合子さんとは家族のよう。
百合子さんのところに度々来る、たるさんとも雪子ちゃんは友達。
人間の大人なんでしょうけど、会話は実に楽しそう。

雪子ちゃんは生まれてから一度も両親に会ってないそうですが、お父さんからの言いつけは記憶のなかにある。
お父さんの助言・・・
「怖いからと言って凍りついてはいけない。にらみなさい。でも火とか、のどをかわかした動物とか、わるい人間とかそういうものには近づいちゃいけない」


雪子ちゃんは最初は警戒するけど、結構、目の前に現れたものには逃げずに接触していたなぁ~。
好奇心が勝るというかんじで、子どもらしくて可愛い♪

でも出てくる人間に悪い人は居ないので、仲良くなって、学校にも何度か行くし、友達になった子の家まで遊びに行っていたり・・・・

学校の算数の授業で九九を初めて知り・・・・説明されても理解出来ないけど
「いいわ。わたしはそれでかまわないわ」というシ-ン(セリフ)が好き!

そして夏には眠ってる。
百合子さんが時々、寝顔を見に行って・・・・再び寒い季節に目覚める。
目にうつるものを新鮮な驚きをもってながめる。
部屋に置かれていた誰かからのプレゼントを見つける。

みんな眠ってる間の雪子ちゃんのことを忘れてなかったんですね~(^^)

とても優しいメルヘンチックなお話でした♪

山本容子さんの銅版画も素敵でした。
ちょっと雪子ちゃんの目が最初、馴染めなかったけど・・・・^^;

またコンビで童話の本を作ってほしいな。

子どもが読んでも楽しい童話だと思います。

★★★★


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