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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:1971年6月


夏の陽ざしの中をそよ風にのって走る12歳の少年ダグラス。その多感な心に刻まれるひと夏の不思議な事件の数々。輝ける少年の日の夢と愛と孤独を描ききった、SF文学の巨匠が贈るファンタジーの永遠の名作。

                (晶文社Hより)




夏が始まると読みたくなる。

これ、購入したのは、中学生になったばかり位だったかな~?
本好きな、母の知り合いからのお薦め。

この表紙の本はもう絶版みたい。
挿絵が長信太さんでそれも凄く気に入っている。


主人公は、12歳のダグラス少年。
好奇心旺盛で、やんちゃな男の子。
それでも鋭い、感性の持ち主。
夏の始まりを肌で感じ取り、自分はいま生きているんだ!と実感できる子。

弟のトムは、ダグラスより理性的というか大人っぽい考え方をする子。
ダグラスに振り回されているかんじかな?


舞台は1928年のアメリカのイリノイ州 の小さな町グリーンタウン。
夏が始まる直前、大人たちは収穫したたんぽぽでお酒を仕込む。

グリーンタウンの住人が色々登場するけれど、大人はなぜか高齢者が多い。

物語のなかでダグラスは、そんなお年寄りの死もみる。
大好きな、おおおばあちゃんも亡くなる。
亡くなる前のおおおばあちゃんの話は素敵。
こんな風に皆、穏やかに死を迎えられたらいいな~。

他にも殺人なのか?
ある女性の死も出てくる。

そんな体験を続けてしたダグラスは、感受性が強いためか医者も原因がわからない
という熱を出し意識不明の状態に。

いつもお兄ちゃんに振り回されているトムがオロオロする様子がかわいい。
大嫌いだと思っていたのに・・・・って。
兄弟ってそんな感じだろうな。


グリーンタウンの住人の色々な話がそれぞれ興味深いので
アッと言う間に読んでしまった。

続きの<さよなら僕の夏>も今から読もう♪


やはり、最高な1冊だったな。と今回も思う。



                     ★★★★★

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