忍者ブログ
読んだ本の感想あれこれ。
[2678]  [2677]  [2676]  [2675]  [2674]  [2673]  [2672]  [2671]  [2670]  [2669]  [2668



発行年月:2022年1月


日本植物学の父 牧野富太郎   愛すべき天才の情熱と波乱の生涯
ただひたすら植物を愛し、その採集と研究、分類に無我夢中。
莫大な借金、学界との軋轢も、なんのその。すべては「なんとかなるろう!」
おまんの、名ぁを知りたい
明治初期の土佐・佐川の山中に、草花に話しかける少年がいた。名は牧野富太郎。
小学校中退ながらも独学で植物研究に没頭した富太郎は、「日本人の手で、日本の植物相(フロラ)を
明らかにする」ことを志し、上京。東京大学理学部植物学教室に出入りを許されて、新種の発見、
研究雑誌の刊行など目覚ましい成果を上げるも、突如として大学を出入り禁止に。
私財を惜しみなく注ぎ込んで研究を継続するが、気がつけば莫大な借金に身動きが獲れなくなっていた……。
貧苦にめげず、恋女房を支えに、不屈の魂で知の種(ボタニカ)を究め続けた
稀代の植物学者を描く、感動の長編小説。
直木賞 中央公論文芸賞 柴田錬三郎賞 朝井まかての新たなる傑作がここに!
「おまんのことを、世界に披露目しちゃるきね」

                     (祥伝社HPより)



図書館棚から、「あ、まだ読んでいない朝井さんの書だな」と借りてきた。
そしたら、今度のNHKの朝ドラのモデルになった牧野富太郎の話だとわかり
なんともタイムリー!!

子どもの頃は、植物が大好きな元気な少年というかんじだったけれど・・・
学校の授業は、知っていることばかりでつまらないと小学校を中退。
けれど、物知りで弁もたつということで、17歳のとき、小学校で教えることに
なったという。

幼いときに両親を相次いで病でうしない、祖母に育てられ
同じように祖母に育てられたいとこの猶と祖母の提案で祝言をあげる。

けれど、結婚している身なのに実家の造り酒屋のことは、関知せず、自身の
興味のある植物学にのめり込み上京し、東京大学の植物学教室に出入りするようになる。
そして料理屋の娘・スエと親しくなり、夫婦となる。
「え?猶さんは???」と思うが、猶も承諾し、富太郎のお金を送って欲しいと
いう頼みも文句なく応じる。


全く、なんという人たちなんだ???
理解できない展開である。
こういう時代だったんだろうか?


植物学の学者としては成功した人だけど、周りで振り回される人たちが本当に
気の毒で、あった。

でも手助けしたくなるだけの人としての魅力もあったんだろうな~。

奥さんのスエさんは、55歳で病気亡くなってしまうけれど、本人は90歳すぎまで
活動していた様子。
スエさんには、感謝していて、発見した植物に奥さんの名前を入れたという
話は素敵。スエさんも喜んだでしょう。


朝ドラで、どのように描かれるのか、楽しみ♪



                       ★★★★
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
mail
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
2 3 4
5 6 7 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
メ-タ-
kyokoさんの読書メーター
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[09/20 kyoko]
[05/23 のぶ]
[09/15 kyoko]
[09/14 ひろ]
[03/06 kyoko]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kyoko
HP:
性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;

バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア

Copyright (c)本を片手に・・・ All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  image by Night on the Planet  Template by tsukika

忍者ブログ [PR]