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発行年月:2020年5月


刑事・犬養隼人シリーズ最新作! 
臓器売買の闇に迫る社会派医療ミステリ。

雑木林に埋められた少年の遺体からは、臓器が奪われていた。司法解剖と調査により、遺体は中国の貧困層の子供だと分かり――。孤高の刑事・犬養と相棒の高千穂明日香が、中国で急増する臓器売買の闇にメスを入れる!

                  (KADOKAWA HPより)

(注意)犯人のネタバレ最後にあります

臓器が奪われた少年の遺体が発見。
その後も数人。


少年たちが貧困じゃなかったら、こんなことにならなかったんだろうと
考えると周りの大人たちの行動に腹が立つ。

犠牲になった少年たち
・王延準(12歳)・・・1週間の滞在予定で入国。中国の貧困地区に住み
母親は、貧しさから日本の夫婦の元に養子に出したというが・・・


・小塩雅人(14歳)・・・借金苦の家庭。臓器売買には自分の意思でのぞむ。
手術後、退院したが、その翌日、路上で倒れる。


・与那嶺照生(15歳)・・・貧困家庭。家に帰りたくないと仲間と夜通し
過ごすことも。賭け事に手をだし借金を抱え臓器を売る話に乗っかるが・・・


・槙代宏隆(13歳)・・・乗用車に撥ねられ救急搬送される。移送の間に脳死判定。
移送先の病院で何者かに連れ出されるが翌日、臓器が抜かれた状態の遺体で発見。


犯人は、医療関係者と警察関係者という何とも嫌な結末。
臓器売買・・・ほんとに中国では死刑囚のものふつうにあるの?

日本では、物語のなかだけのことであって欲しい。

後味悪い話。

犬飼の苦悩する姿も、辛い。
娘さんの回復があればいいんだけど・・・。


                     ★★★

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