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886b1957.jpeg発行年月:2009年8月


働くことを通してつながる、父と娘の物語

親から継いだ会社を倒産させ、その後再就職して働き続けた男と、そんな父の背中を見て働くことに夢を託すようになった娘。会社で、家で、時に床屋で交わされた二人のやり取りを描く長編。


                      (集英社HPより)


この著者の前に読んだのは「ある日、アヒルバス」。
それもなかなか面白かった記憶。

これは、面白いだけじゃなく結構、感動した。

お菓子会社を継いだが倒産させてしまったと負い目を感じる宍倉勲。
そんな父をもつ娘の香。

最初の「桜」から最後の「床屋さんへちょっと」まで8つの区切りで二人の関係が段々と時間を逆行しながら描かれていました。

最初の「桜」では、香は41歳。
息子の勇(6歳)を連れて実家に来ている。
勲は孫と一緒に霊園へ。
二人の会話がなかなか楽しい。
なんで、香は実家に?旦那さんは?勲の会社はナンで潰れた?なんていろいろ疑問がわくけど、あとの話で段々にわかっていく仕組み。

受け継いだ菓子工場の社長として勤めていた時代から、度々利用していた浜名理容店(現在はバ-バ-ハマナ)が、話の舞台で時々、登場。

香も父と一緒にこの床屋さんに来ていて、大人になってからそこに訪れて、懐かしむ場面はよかったな。

会社を倒産させてしまったと負い目を感じていた勲だったけど、社員には最後まで上に立つ者として立派だったし、その後、勤めた繊維会社での働く姿も真面目で誠実そのもの。
先代の父親が亡くなり、まだ20代で社長を継いだ勲には、それなりの苦労もあったみたいだったが。

そんな姿をみて育った香も会社を興し社長として頑張っている。
ちょっと危機的状況ではあるみたいだけど、きっと誠実に真面目に働き続けるんだろうな~。

家族の関係がほのぼのしていてよかった。

勲の妻・睦子がいい。
こんなお母さん、いいな。
結構、天然だけど可愛らしい。

香の息子・勇も良い子だな。
「おじいちゃんは最後まで格好よかったよ」って。ちゃんと人を見る目を持ってる!

香の夫・布田透は、ちょっと変わってる人みたいだけど、性格は悪くなさそうだから親子三人の暮らしに戻れるのかな?


ホ-ムドラマを読んでいるかんじで楽しかった。

★★★
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