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発行年月:2015年9月

あの日を生きのびた子供たちは、“闇深き森”を抜け出せるのか――。

 『交渉人』のサスペンスと『1985年の奇跡』の感動を味わえる著者新境地!

 小学5年生のときに福島で東日本大震災に遭い、離ればなれになった幼馴染の6人。時が経ち、中学3年生となったある日、そのうちの一人が投身自殺をしたという報せが入る。当時の担任の先生とともに、5人は現場である北海道の岬に向かうが、その帰りに橋から車ごと落下する事故が起きてしまった。

 意識不明に陥った先生を救うため、原生林を抜けて40キロ先の街まで助けを呼びに行こうとする子供たち。食べるものもなく、方角も見失った5人を、次々に危機が襲う。しかも彼らはそれぞれ、ある“秘密”を抱えていて……。

 スリルと感動の傑作小説誕生! 

                  (PHP研究所HPより)




3.11の震災を体験した当時の仲良し5人が、あの日から3年半、同じく仲間だった少女・葉月の死を知り当時の担任だった先生と彼女が亡くなった北海道に向かう。
それぞれが両親のどちらかを亡くしている。

星多・・・東京
タクト・・・愛知
結菜・・・横浜
真帆・・・群馬
ヤッシー・・・大阪

皆、バラバラの地で、それぞれが新しい環境に馴染もうと必死の日々を過ごしてきた。


葉月の死の真相は、はっきりしなかったけれど、両親が亡くなり、北海道の叔父に
引き取ら、叔父から暴力を振るわれるようになったとか。

悲惨過ぎる(/_;)。



葉月の飛び降りた岬を見た帰り、橋が壊れ車が川に落ちたときには、ビックリ!
そしてそこからは、過酷なサバイバルが始まるとは!


「闇深き森」って比喩かと思ったら・・・本当に暗い森を彷徨うことになるんですね~。
子どもたちがこんな過酷な状況のなかで、お互いを励まし合い、助け合い
と思ったら、途中でもめ事勃発!
そして、タクトの発言にもビックリ!!


飽きずに読み進められましたが、なんだかハチャメチャ感もあったな。


まあ、あれだけ過酷なことがあったけど、皆無事だったらしいのが
最後の2年後でわかってホッとしたけど。


でも、あの日を生き延びても、その後の生活で、こんな風に大変な思いをされている
方達が実際多いんだろうと考えると、胸が痛みます。


                        ★★★
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