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読んだ本の感想あれこれ。
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952c0db6.jpg発行年月:2009年6月


すべての日本人が忘れられない記憶。
荒廃したビルに青年と子供たちが起こした奇跡。
そこには生き抜こうとする命が美しく輝いている。


                                             
(講談社HPより)



長い話だから、読むのに時間がかかるかと思いましたが、面白くアッという間に上巻を読了しました。

上巻では、大手家電メ-カ-を自主退職した八木沢省三が、次に選んだ職場での最初の仕事が老朽化したビル内に未だ住んでいる者を立ち退かせるという任務。

家族と離れ、単身、ビルの一室に住みながら、その任務を果たす事が目的なのだが、強制的に立ち退かせることはしないらしい。
八木沢の性格上のものなのか、ある種の作戦なのかはわからないけれど・・・・。

そこに居る、住人とかつてそこに住んでいた住人たちは、そのビルに大きな思い入れがあった。

まだ子どもだった戦後まもなくの時代。
何らかの理由で孤児になった彼らを故人・阿部轍正と今も住人として残る茂木泰造が彼らを育てた過去があった。

かつてそこで育った者たちの生き様を聞く、八木沢。

戦後の混沌とした時代を振る返る彼らの話はリアルで重く苦しいものがありますが、ビルの中で、みなで協力して食料になる野菜を育てる様子などはのどかで明るい。

上巻では、ビルが存在した意味を知った。

かつての住人や今の住人たちとの関わりもナンともほのぼのした感じで楽しい。

ビルの側で「みなと食堂」を営む湊比呂子の作る料理は美味しそう(^^)


八木沢の元に届いた脅迫めいた手紙の出所は?
ビルのこの後は?

気になる部分もいろいろの上巻。
さて、下巻ではどういう展開が待っているのか?

続きを早く読もう!

★★★
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